【家庭菜園】ルッコラの育て方を写真付き解説!種まき時期から収穫方法まで紹介

家庭菜園で 「ルッコラを自分で育ててみたい!」「ゴマのような香りのルッコラをサラダで楽しみたい!」と思っていませんか?

ルッコラは地中海原産のアブラナ科ハーブで、ゴマのような香ばしい風味とピリッとした辛味が魅力。サラダ・ピザ・パスタ・カルパッチョと洋食を中心に大活躍してくれて、しかも種を直まきするだけで30~40日で収穫できるので、家庭菜園初心者にもぴったりなんです!

この記事では、これまで150種類以上の野菜を育ててきた金太郎が、ルッコラの基本データ・栽培カレンダー・春作と秋作の育て方を、実際の栽培経験や写真を交えながら家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します!

種まきの時期からとう立ち対策、害虫・病気対策、収穫方法まで、ルッコラ栽培で押さえておきたいポイントをサクッとまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

この記事で分かること
  • ルッコラの特徴と家庭菜園で育てやすいポイント
  • 春作・秋作それぞれの種まき時期と栽培カレンダー
  • アブラナ科のルッコラを害虫・病気から守る病害虫対策
  • 株ごと収穫と摘み取り収穫の2通りの収穫方法
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この記事の目次

ルッコラとは|特徴・家庭菜園で育てやすいポイント

ルッコラの基本データと家庭菜園で育てやすいポイントを、まずは表でサクッと確認しておきましょう!

金太郎が栽培したルッコラ
項目ポイント
科名アブラナ科
発芽適温15~20℃
発芽日数3~5日
生育適温15~20℃
栽培の難易度★☆☆
栽培適期(中間地)春作:4~6月まき/5~7月収穫
秋作:9~10月まき/10~12月収穫
種まき~収穫までの日数約30~40日
畝幅・株間畝幅75cm・5列15cm間隔
収穫の目安草丈15~20cmになった頃
ルッコラの基本データと栽培のポイント

地中海原産のハーブ・ルッコラはアブラナ科の葉もの野菜で、ゴマのような香ばしい風味とピリッとした辛味が特徴!サラダ・ピザ・パスタ・カルパッチョと、洋食を中心に幅広く活躍してくれる人気ハーブですよね!

春と秋の2回チャレンジでき、種まきから収穫までの期間も短いので、家庭菜園初心者にもおすすめですよ。

続いて、ルッコラが家庭菜園で育てやすい理由を3つ紹介します!

①春・秋の2回栽培できて発芽もスピーディー

ルッコラは涼しい気候を好むため、春作と秋作の2回栽培できます。暑さに弱く、夏越しはできないと考えておきましょう。また、発芽までの日数はわずか3~5日と非常に早いのも嬉しいポイント!種まきしてすぐに芽が顔を出してくれるので、家庭菜園初心者でも「ちゃんと育っている!」という実感をすぐに味わえますよ。

②直まきでOKだから育苗の手間がいらない

ルッコラは畑に直接種をまく「直まき」で栽培するのが基本。育苗ハウスやポットでの育苗が不要なので、種さえあればすぐにスタートできるのが嬉しいポイントです!種まきから30~40日ほどで収穫できるスピード野菜なので、初心者でも「育てている実感」をすぐに味わえますよ。

③「株ごと収穫」と「摘み取り収穫」の2通りが楽しめる

ルッコラは株ごと一気に収穫する方法と、外葉から摘み取って何度も収穫する方法の2通りが選べます!「サラダにまとめて使いたい」「少しずつトッピングとして使いたい」など、ライフスタイルに合わせて収穫方法を選べるのが家庭菜園ならではの魅力ですよね!

ルッコラの栽培カレンダー(中間地ベース|種まき時期・収穫時期)

ルッコラの栽培カレンダー
ルッコラの栽培カレンダー

ルッコラは涼しい気候を好むため、春作と秋作の2回栽培できます。暑さに弱いので、夏越しはできないと考えておきましょう。

中間地の場合、春作は4~6月、秋作は9~10月に種まきするのが基本。種まきから収穫までの目安は約30~40日と、葉もの野菜の中でもトップクラスのスピードで収穫できますよ!

金太郎

初心者には害虫被害が少ない「秋作」がおすすめ!寒くなるにつれて辛味と甘みのバランスが良くなって美味しくなるよ。

 

ルッコラ栽培で失敗しやすい3つの原因と対策

育て方を解説する前に、ルッコラ栽培で失敗しやすい3つの原因と対策をご紹介します!事前に押さえておくと、栽培成功率がグッと上がりますよ。

①防虫ネットなしでは害虫にやられる

ルッコラはアブラナ科の葉もの野菜なので、ヨトウムシ・コナガ・アブラムシなどの害虫にとっては大好物…。防虫ネットなしで育てると、あっという間に葉が穴だらけになってしまいます。

金太郎も初心者の頃、「ハーブだから虫はつきにくいだろう」と防虫ネットなしで育てた結果、バリバリとイモムシに食べられてしまった苦い経験があります…。種まきが終わったら、すぐに防虫ネットを張るのが鉄則ですよ!

金太郎

特に、葉を生で食べる系の野菜にイモムシやアブラムシが付いてたら嫌ですからね…。しっかり対策しておきましょう!

②春作で気温上昇によるとう立ち・葉が硬くなる

ルッコラは日が長くなり気温が上がると、急に花芽がついて「とう立ち」してしまう性質があります…。とう立ちすると葉が硬くなり、辛味も強くなりすぎて食感も風味もガクッと落ちてしまうんですよね。

金太郎も春作で「もう少し大きくしたいな」と欲張った結果、気づいたら白い花が咲き始めてしまい、葉も硬くなって食べづらくなってしまった経験があります…。春作は特にスピード勝負!草丈15cmを超えたら、迷わず早めに収穫してしまうのがポイントですよ!

金太郎

ルッコラはとにかく「早採り」が美味しさのコツ!欲張らず、適期での収穫を心がけよう。

③夏の高温で発芽不良・徒長する

ルッコラは発芽適温が15~20℃。真夏の高温期(30℃以上)に種まきすると、発芽率がガクッと落ちたり、芽が出てもヒョロヒョロと徒長してしまうことがあります。

夏まきのコツ
  • 真夏(7~8月上旬)の種まきは避ける
  • 夏まきは寒冷紗で日除けして地温を下げる
  • 発芽までは表土を乾かさないようたっぷり水やり

そもそも、真夏での栽培は避けておくのが無難。それでも栽培する際は、必ず寒冷紗を張るなどして地温対策をしましょう!少し手間はかかりますが、真夏でも発芽させられますよ!

栽培で準備するもの

ルッコラ栽培で準備するものは以下のとおり。基本は直まきなので、シンプルな資材だけでスタートできますよ!

準備するものリスト
  • ルッコラの種
  • 5列15cm間隔の穴あき黒マルチ(畝幅75cm用・幅95cm)
  • 元肥
    • 牛糞堆肥 … 3ℓ/㎡
    • 化成肥料 … 100g/㎡
    • カキ殻石灰 … 150g/㎡
  • 防虫ネット(害虫予防用|必須)
  • アルバリン粒剤・Zボルドー・ゼンターリ・フーモン(病害虫対策用)
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金太郎

こちらの種がオーソドックスで栽培しやすいですよ!

ルッコラの育て方5ステップ(家庭菜園向け)

ルッコラの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!

①種まき1週間前までに土づくりする

家庭菜園における土づくりの様子

種まきの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきましょう。

元肥

金太郎は「元肥一発・追肥なし」のシンプルなスタイルで栽培しています。ルッコラは生育期間が短いので、最初にしっかり肥料を入れておけば追肥なしで十分育ってくれますよ!
家庭菜園における土づくりのやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。

②畝幅75cmに穴あき黒マルチ(5列15cm)を張る

幅75cm・高さ10cmの畝
5列15cm間隔の穴あき黒マルチ

元肥をすき込んだら、幅75cmの畝を立て、5列15cm間隔の穴あき黒マルチを張ります。ルッコラは株間15cmと狭めでOKなので、穴あきマルチを使えば一気に種まき位置を決められて作業がぐっとラクになりますよ!
[一人でも綺麗に張れるマルチの張り方はこちら!]

金太郎は畝幅75cm・マルチ幅95cmにすべて統一しています。畝幅を統一しておくと、トンネル支柱や防虫ネットも1サイズで済むので、家庭菜園の管理がとてもシンプルになりますよ!
家庭菜園におすすめなマルチの種類と選び方は以下の記事で紹介しています。

金太郎

穴あきマルチは作業効率アップ&雑草対策にもなって一石二鳥!

害虫対策の決定打!アルバリン粒剤を土に混ぜ込む

金太郎が害虫対策で愛用しているのが「アルバリン粒剤」根から吸収されて植物全体に行き渡る「浸透移行性」の殺虫剤で、ルッコラにつきやすいアブラムシ・コナガ・アオムシなどにまとめて効いてくれます

マルチを張ると土壌混和ができなくなるので、マルチ張り前に施用するのがポイント!詳しい効果や使い方は以下の記事で解説しています。

金太郎

種まき後すぐに防虫ネットを張っても、ネットの中で害虫が発生することがあるんですよね…。アルバリン粒剤を使ってからは、収穫までほぼノーダメージで育てられるようになりましたよ!

③1穴に3粒ずつ種まきする

ルッコラの種
ルッコラの種まき間隔

【発芽適温:15~20℃|発芽日数:3~5日】

穴あき黒マルチの各穴に、種を3粒ずつ蒔きます。覆土は5mmほどを目安に薄くかぶせ、軽く鎮圧してからたっぷり水やりをしましょう。発芽までは表土を乾かさないようにキープしてくださいね!

種まきポイント
  • 1穴に3粒ずつまく
  • 覆土は5mmほどで軽く鎮圧
  • 発芽までは表土を乾かさない

金太郎の畑では、極力間引きをしない方針で育てています。発芽が揃ったら、無理に間引かずそのまま育ててもOK!ただし、生育が極端に悪い株や混み合いすぎている場合は、株元をハサミで切って1穴2本立ち程度に調整してあげると、より大きく育ちますよ。

育苗・苗の購入からスタートすることも可能

育苗したルッコラ苗

ルッコラは直まきが基本ですが、セルトレイやポットで育苗してから定植したり、ホームセンターで苗を購入してスタートすることも可能です。「夏場の高温期に畑で発芽させるのが難しい…」「種から育てるのは少しハードルが高い…」という方は、苗からスタートする方が確実ですよ!
[苗の育て方・育苗の基本はこちら!]

苗を植え付ける際、リキダスを薄めた水をたっぷり与えると根の活着が良くなりますよ!
リキダスの成分・効果・使い方については以下の記事で詳しく解説しています。

④病害虫対策をする

種まきから約14日後のルッコラ
種まきから約14日後のルッコラ
種まきから約30日後のルッコラ
種まきから約30日後のルッコラ

ルッコラはアブラナ科のため、ヨトウムシ・コナガ・アブラムシなど害虫が大好きな野菜。予防中心でしっかり対策していきましょう!

害虫対策は防虫ネット+ゼンターリ+フーモン

スクロールできます
害虫症状の例おすすめ対策
アオムシ・葉を食べられる
・モンシロチョウの幼虫
・アルバリン粒剤(種まき時)
・防虫ネット
・ゼンターリ散布
コナガ・葉に小さな穴が無数にあく・アルバリン粒剤(種まき時)
・防虫ネット
・ゼンターリ散布
アブラムシ・新芽、葉裏に群がり汁を吸う
・ウイルス病も媒介
・アルバリン粒剤(種まき時)
・防虫ネット
・ゼンターリ散布
ヨトウムシ・夜に葉をバリバリ食べられる・防虫ネット
・ゼンターリ散布
ルッコラに発生しやすい害虫とおすすめ対策

害虫対策の基本は「防虫ネット+農薬」の組み合わせがおすすめ!

まずは種まきが終わったら速攻で防虫ネットを張りましょう!ルッコラはアブラナ科のため害虫被害が出やすく、防虫ネットなしで育てるとあっという間に葉が穴だらけになります…。
防虫ネットの張り方や選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

それでも発生する場合は農薬を使います。おすすめは「ゼンターリ」有機JAS適合のBT剤で、アオムシやヨトウムシに効いてくれます。
ゼンターリの効果や使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

展着剤には「フーモン」がおすすめ!ゼンターリの成分を葉っぱにしっかり付着させる展着剤としての効果だけでなく、ベタっとした糊のような成分がアブラムシの気門(空気の出入り口)を塞いで、呼吸を物理的に止めて退治することができます。こちらも有機栽培で使えますよ!
フーモンの詳しい使い方や混用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎

サラダで食べる野菜に害虫が付いていたら嫌だからね、対策は念入りに…!

病気対策はZボルドーがおすすめ

スクロールできます
病気症状の例主な原因・時期おすすめ対策
べと病葉に黄白色のシミ、葉裏にカビ低温多湿で発生・風通しを良くする
・Zボルドー散布
白さび病葉裏に白いいぼ状の斑点低温多湿で発生・風通しを良くする
・Zボルドー散布
軟腐病株元から腐敗・悪臭高温多湿で発生・水はけを良くする
・Zボルドー散布
ルッコラに発生しやすい病気とおすすめ対策

「Zボルドー」は糸状菌から細菌まで幅広い病気に有効な予防薬!有機栽培でも使用できます。金太郎は本葉が出そろったタイミングと、収穫の2週間前あたりに散布するようにしています!
Zボルドーの使い方や効果については、以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎

Zボルドーは病気が出てからでは遅い。金太郎は病気が出ていなくても、必ず散布するようにしてるよ!

⑤草丈15~20cmで収穫する(株ごと or 摘み取り)

高さ15~20cmで収穫適期のルッコラ

【種まき~収穫の目安:30~40日】

ルッコラの収穫の目安は、草丈が15~20cmになった頃です!収穫方法は「株ごと収穫」と「摘み取り収穫」の2通りから選べますが、金太郎は基本的に「株ごと収穫」でまとめて使うことが多いです!

株ごと収穫|サラダやピザにまとめて使いたい方向け

株元をハサミで切り、まるごと一気に収穫する方法です。サラダ・ピザのトッピング・カルパッチョの付け合わせなど、まとめて使いたいときに便利!春作は気温上昇でとう立ちが早いので、株ごと収穫で一気に片付けるのがおすすめです。

摘み取り収穫|長く収穫を楽しみたい方向け

外側の葉から1枚ずつ摘み取ることで、中心から新しい葉が育ってきて何度も収穫できる方法です!少しずつトッピングとして使いたい方や、長くルッコラを楽しみたい方におすすめ!

金太郎は秋作で「もう少し長く楽しみたいな」と思ったときは、摘み取り収穫を選ぶこともあります。冬に向けて少しずつ収穫できると、毎日のサラダで大活躍してくれるんですよね!

金太郎

春作はとう立ちが早いので「株ごと収穫」、秋作で長く楽しみたいときは「摘み取り収穫」が金太郎流!

 

ルッコラ栽培でよくある質問(Q&A)

最後に、ルッコラ栽培でよくある質問を紹介します。家庭菜園初心者がつまずきやすいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

ルッコラはプランターでも育てられますか?

ルッコラはプランター栽培にもぴったりのハーブです!深さ15cm以上のプランターに15cm間隔で種をまけば、ベランダ菜園でも十分に育てられますよ。むしろ少量ずつ収穫したい方には、プランターのほうが管理しやすくておすすめです!

ルッコラに花が咲いたらどうすればいいですか?

花が咲くと葉が硬くなり辛味も強くなりますが、花自体は食用可能です!白く可愛らしい花はサラダに散らすと彩りもプラスされて、ちょっとオシャレな一皿になりますよ。また、花を咲かせきって種を採取すれば、翌シーズンの種として再利用することも可能。葉を美味しく楽しみたい場合は、花芽が見え始めたタイミングで早めに株ごと収穫するのがおすすめです。

ルッコラの辛味が強すぎるのですが、なぜですか?

ルッコラの辛味は気温が高い時期や、収穫が遅れたときに強くなる傾向があります。マイルドな風味を楽しみたい場合は、気温が涼しい秋作で、若いうちに収穫するのがおすすめ!草丈15cmくらいの早採りなら、辛味と甘みのバランスが良くサラダにぴったりですよ。

まとめ:ルッコラの栽培で大切なポイント

ここまで、ルッコラの特徴や栽培カレンダー、育て方などについて、実際の栽培経験や写真を交えながら解説してきました!

ルッコラの栽培で大切なこと
  • 春作は4~6月、秋作は9~10月に種まき(中間地)
  • 畝幅75cm・5列15cmの穴あき黒マルチに1穴3粒ずつ直まきする
  • アブラナ科のため種まき後は速攻で防虫ネットを張る
  • 収穫適期は草丈15~20cm!とう立ち防止のため早めの収穫を心がける

ルッコラは種まきから30~40日ほどで収穫できるスピードハーブで、家庭菜園初心者にもおすすめの葉もの野菜です!自分で育てたルッコラのゴマのような香りとピリッとした辛味は、サラダやピザを格段に格上げしてくれますよ。ぜひ本記事を参考に、ルッコラ栽培にチャレンジしてみてくださいね!

その他の春・秋から育てやすい野菜や家庭菜園で人気のハーブについては、以下の記事でまとめて紹介しています。あわせて参考にしてみてください!

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