【家庭菜園】スイスチャードの育て方を写真付き解説!種まきから収穫まで紹介

家庭菜園で 「スイスチャードの育て方を知りたい!」「カラフルな葉もの野菜を自分で育ててみたい!」と思っていませんか?

スイスチャードは葉も茎もカラフルで、畑に植えるだけで彩りがぐっと華やかになる人気の葉もの野菜。実は暑さにも寒さにも比較的強く、4~10月までと長期間にわたって種まきできる超優秀な野菜なんですよね!種を直まきして育てられるので、家庭菜園初心者でも気軽にチャレンジできますよ。ベビーリーフとしても楽しめるので、収穫の幅が広いのも嬉しいポイントです!

この記事では、これまで200種類以上の野菜を育ててきた金太郎が、スイスチャードの基本データ・栽培カレンダー・春まきと秋まきの育て方を、実際の栽培経験や写真を交えながら家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します!

種まきの時期から発芽のコツ、害虫・病気対策、収穫方法まで、スイスチャード栽培で押さえておきたいポイントをサクッとまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

この記事で分かること
  • スイスチャードの特徴と家庭菜園で育てやすいポイント
  • 4~10月まで長期間まける栽培カレンダーと種まきのコツ
  • スイスチャードを発芽させるコツと失敗しやすいポイント
  • ベビーリーフ・株ごと収穫・摘み取り収穫の楽しみ方
この記事の目次

スイスチャードとは|特徴・家庭菜園で育てやすいポイント

スイスチャードの基本データと家庭菜園で育てやすいポイントを、まずは表でサクッと確認しておきましょう!

金太郎が栽培したスイスチャード
項目ポイント
科名ヒユ科
発芽適温20~28℃
生育適温15~25℃
栽培の難易度
栽培適期(中間地)4~10月まき/5~11月収穫
種まき~収穫までの日数40~60日
畝幅・株間畝幅75cm・5列15cm間隔
収穫の目安高さ25~30cm
スイスチャードの基本データと栽培のポイント

スイスチャードはホウレンソウと同じヒユ科の葉もの野菜。赤・黄・ピンク・白とカラフルな葉柄が特徴で、料理に彩りを添えてくれます!味はホウレンソウに似たマイルドな味わいで、ほんのり苦味を感じさせる”ちょっと大人の葉もの野菜”といった感じです。

①暑さ・寒さに強く4~10月まで長期間栽培できる

スイスチャードは暑さにも寒さにも比較的強く、中間地なら4~10月まで長期間にわたって種まきできる超優秀な葉もの野菜!ホウレンソウが暑さで枯れてしまう真夏でも、スイスチャードはしっかり育ってくれます。1度植えれば数ヶ月にわたって収穫を楽しめるのが、家庭菜園にぴったりですよ!

②直まきでOKだから育苗の手間がいらない

スイスチャードは畑に直接種をまく「直まき」で栽培するのが基本。育苗ハウスやポットでの育苗が不要なので、種さえあればすぐにスタートできるのが嬉しいポイントです!種まきから40~60日ほどで収穫できるので、初心者でも「育てている実感」をしっかり味わえますよ。

③ベビーリーフから株ごと・摘み取りまで楽しめる

スイスチャードは生育段階に応じて「ベビーリーフ」「株ごと収穫」「摘み取り収穫」と楽しみ方が幅広いのも魅力!若い葉のベビーリーフはサラダや彩り野菜として、大株になったら炒め物にまとめて…と、1度の種まきで長く楽しめるのが家庭菜園ならではの嬉しいポイントですよね!

スイスチャードの栽培カレンダー(中間地ベース|種まき時期・収穫時期)

スイスチャードの栽培カレンダー

スイスチャードは4~10月まで長期間にわたって種まきできる、家庭菜園では超優秀な野菜です。

中間地の場合、4~10月まで種まき可能で、種まきから収穫までの目安は約40~60日。ベビーリーフとしてなら30日程度から収穫を始められるので、栽培期間の自由度がとても高いのが嬉しいポイントです!

金太郎

初心者には害虫被害が少ない「秋まき」がおすすめ!寒くなるにつれて葉柄の発色も濃くなって見た目も鮮やかになるよ。

 

スイスチャード栽培で失敗しやすい3つの原因と対策

育て方を解説する前に、スイスチャード栽培で失敗しやすい3つの原因と対策をご紹介します!事前に押さえておくと、栽培成功率がグッと上がりますよ。

①種を一晩水につけずに蒔いて発芽しない

水に浸したスイスチャードの種
水に浸したスイスチャードの種

スイスチャードの種は硬い殻に覆われていて吸水しにくいのが特徴。そのまま蒔くと発芽までに時間がかかったり、発芽率がガクッと落ちることがあるんですよね…。

金太郎も以前、そのまま種を蒔いてしまい、発芽がバラついて畑がスカスカになった経験があります。種まき前に一晩(6~8時間)水につけておくと、吸水が進んで発芽率が一気にアップしますよ!この一手間で失敗をかなり減らせます。

②真夏の種まきで地温が高くなり発芽率が落ちる

スイスチャードの発芽適温は20~28℃。真夏の30℃を超える時期に種まきすると、地温が上がりすぎて発芽率が落ちやすいんです。生育自体は暑さに強いのですが、発芽だけはちょっとデリケートなんですよね。

金太郎の経験では、真夏(7~8月)を避ければ4~10月までいつでもOK!どうしても7~8月の真夏に蒔きたい場合は、寒冷紗で日除けをして地温を下げる、または涼しい場所でセルトレイ育苗してから定植すると発芽率がぐっと安定しますよ。

③収穫遅れで葉が固くなる

スイスチャードは生育旺盛で、収穫適期を逃すと茎が太くなりすぎたり、葉が固くなって食感が落ちることがあります。「もう少し大きくしてから収穫しよう」と思っていると、あっという間に大きくなりすぎるんですよね…。

金太郎は草丈が25~30cmになったら早めに収穫するようにしています。摘み取り収穫の場合は、外葉から順番にどんどん収穫していくのがコツ!柔らかい状態でこまめに収穫することで、株も長持ちしますよ。

金太郎

「もったいない」と思って収穫を遅らせるより、こまめに摘み取った方が結果的にたくさん収穫できるよ!

スイスチャード栽培で準備するもの

スイスチャード栽培で必要なものは以下のとおり!畝幅75cm・マルチ幅95cmで統一しているので、他の葉もの野菜と同じ資材が使えますよ。

準備するもの
  • スイスチャードの種(おすすめ品種:アイデアル)
  • 5列15cm間隔の穴あき黒マルチ(畝幅75cm用・幅95cm)
  • 元肥
    • 牛糞堆肥 … 3ℓ/㎡
    • 化成肥料 … 100g/㎡
    • カキ殻石灰 … 150g/㎡
  • 防虫ネット(害虫予防用|必須)
  • Zボルドー・ゼンターリ・フーモン(病害虫対策用)

スイスチャードのおすすめ品種は「アイデアル」

スイスチャードの種袋

スイスチャードのおすすめ品種は「アイデアル」!赤・黄・ピンク・白とカラフルな葉柄がミックスされた品種で、畑に植えるだけで彩り豊かになりますよ!生育旺盛で家庭菜園でも作りやすく、春まき・秋まきどちらにも対応できます。

金太郎

「アイデアル」は発芽率も比較的安定していて、初心者にも育てやすい品種だよ!

スイスチャードの育て方5ステップ(家庭菜園向け)

スイスチャードの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!

①種まき1週間前までに土づくりする

家庭菜園における土づくりの様子

種まきの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきましょう。

元肥

金太郎は「元肥一発・追肥なし」のシンプルなスタイルで栽培しています。スイスチャードは長期間収穫する野菜ですが、元肥をしっかり入れておけば追肥なしでも十分育ってくれますよ!
家庭菜園における土づくりのやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。

②畝幅75cmに穴あき黒マルチ(5列15cm)を張る

幅75cm・高さ10cmの畝
5列15cm間隔の穴あき黒マルチ

元肥をすき込んだら、幅75cmの畝を立て、5列15cm間隔の穴あき黒マルチを張ります。スイスチャードは株間15cmでOKなので、穴あきマルチを使えば一気に種まき位置を決められて作業がぐっとラクになりますよ!
[一人でも綺麗に張れるマルチの張り方はこちら!]

金太郎は畝幅75cm・マルチ幅95cmにすべて統一しています。畝幅を統一しておくと、トンネル支柱や防虫ネットも1サイズで済むので、家庭菜園の管理がとてもシンプルになりますよ!
家庭菜園におすすめなマルチの種類と選び方は以下の記事で紹介しています。

金太郎

穴あきマルチは作業効率アップ&雑草対策にもなって一石二鳥!

③1穴に3粒ずつ種まきする(一晩浸水)

スイスチャードの種
スイスチャードの種まき間隔

【発芽適温:20~28℃|発芽日数:7~10日】

穴あき黒マルチの各穴に、種を3粒ずつ蒔きます。スイスチャードの種は硬い殻に覆われているので、種まき前に一晩(6~8時間)水につけておくのがポイント!吸水させておくと発芽が揃いやすくなりますよ。

覆土は1cm程度(種が隠れる程度)でOK。種まきが終わったら、たっぷり水やりをします。以降、発芽するまでは表土を乾かさないようにキープしてくださいね!

金太郎のひと工夫

スイスチャードの種は「種球」と呼ばれる集合果で、1粒蒔いても複数の芽が出ることがあります。3粒蒔けば、1穴に3~6本程度の芽が出る計算ですよ!金太郎の畑では極力間引きをしない方針ですが、スイスチャードは混み合いやすいので、本葉2~3枚の頃に間引いた苗を「ベビーリーフ」としてサラダで楽しむのがおすすめ!柔らかくてクセが少なく、彩りもキレイなので最初の収穫として大活躍してくれますよ。

④病害虫対策をする

種まきから14日後のスイスチャード
種まきから14日ほどで発芽が揃う
種まきから30日後のスイスチャード
種まきから約30日で本葉2~3枚に

スイスチャードはアブラナ科ではないので、アオムシやコナガといった典型的な葉もの害虫の被害は比較的少ないのが嬉しいポイント!とはいえアブラムシやヨトウムシ、ハモグリバエなどは発生するので、予防中心で対策していきましょう。

害虫対策は防虫ネット+ゼンターリ+フーモン

スクロールできます
害虫症状の例おすすめ対策
アブラムシ・新芽、葉裏に群がり汁を吸う
・ウイルス病も媒介
・防虫ネット
・フーモン散布
ヨトウムシ・夜に葉をバリバリ食べられる・防虫ネット
・ゼンターリ散布
ハモグリバエ・葉に白い線状の食害跡・防虫ネット
・被害葉の除去
スイスチャードに発生しやすい害虫とおすすめ対策

害虫対策の基本は「防虫ネット+農薬」の組み合わせがおすすめ!

まずは種まきが終わったら速攻で防虫ネットを張りましょう!害虫が入り込む前に物理的なバリアで守ってしまう作戦です。
防虫ネットの張り方や選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

それでも発生する場合は農薬を使います。おすすめは「ゼンターリ」有機JAS適合のBT剤で、ヨトウムシに効いてくれます。
ゼンターリの効果や使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

展着剤には「フーモン」がおすすめ!ゼンターリの成分を葉っぱにしっかり付着させる展着剤としての効果だけでなく、ベタっとした糊のような成分がアブラムシの気門(空気の出入り口)を塞いで、呼吸を物理的に止めて退治することができます。こちらも有機栽培で使えますよ!
フーモンの詳しい使い方や混用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎

サラダで食べる野菜に害虫が付いていたら嫌だからね、対策は念入りに…!

害虫対策の基本を押さえよう!

害虫対策の全体像について知りたい方は、家庭菜園の害虫対策ガイドで分かりやすくまとめているので、ぜひあわせてチェックしてみてください!

病気対策はZボルドーがおすすめ

スクロールできます
病気症状の例主な原因・時期おすすめ対策
べと病葉に黄白色のシミ、葉裏にカビ低温多湿で発生・風通しを良くする
・Zボルドー散布
褐斑病葉に褐色の斑点高温多湿で発生・風通しを良くする
・Zボルドー散布
炭そ病葉に黒褐色の斑点高温多湿で発生・風通しを良くする
・Zボルドー散布
スイスチャードに発生しやすい病気とおすすめ対策

「Zボルドー」は糸状菌から細菌まで幅広い病気に有効な予防薬!有機栽培でも使用できます。金太郎は本葉が出そろったタイミングと、収穫の2週間前あたりに散布するようにしています!
Zボルドーの使い方や効果については、以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎

Zボルドーは病気が出てからでは遅い。金太郎は病気が出ていなくても、必ず散布するようにしてるよ!

病気対策の基本を押さえよう!

病気対策の全体像について知りたい方は、家庭菜園の病気対策ガイドで分かりやすくまとめているので、ぜひあわせてチェックしてみてください!

⑤ベビーリーフから大株まで段階的に収穫する

収穫適期のスイスチャード

【種まき~収穫の目安:40~60日】

スイスチャードは生育段階に応じて「ベビーリーフ」「株ごと収穫」「摘み取り収穫」と楽しみ方を変えられるのが大きな魅力!1度の種まきで、育ち具合に合わせて段階的に収穫できますよ。

ベビーリーフ収穫|サラダで楽しみたい方向け

柔らかい若葉を1枚ずつ摘み取って、サラダ用ベビーリーフとして楽しむ方法です!草丈10~15cmの段階で、外葉から数枚ずつ摘み取ります。クセが少なく彩りも鮮やかなので、サラダのアクセントにぴったり!本葉2~3枚で間引いた苗も同じように食べられますよ。

金太郎

金太郎はベビーリーフサイズで毎日少しずつ収穫するのが好み!朝採れの柔らかい葉をその日のサラダに使えるのが家庭菜園の特権だね。

株ごと収穫|まとめて使いたい方向け

草丈25~30cmになったら、株元をハサミで切ってまるごと一気に収穫する方法です。炒め物やソテーなど、まとめて使いたいときに便利!短期間で一気に片付けたい場合や、次の作物に切り替えたい場合におすすめですよ。

摘み取り収穫|長く収穫を楽しみたい方向け

草丈25~30cmになったら、外葉から順番に1枚ずつ摘み取って何度も収穫できる方法です!株元の太い葉柄をハサミで切ると、中心からどんどん新しい葉が伸びてきます。スイスチャードは特に摘み取り収穫向きの野菜で、上手に管理すれば数ヶ月にわたって収穫を楽しめますよ!

金太郎は基本的に「摘み取り収穫」を選んでいます。1株から長く収穫できると、サラダや彩り野菜として少しずつ使えるので、家庭菜園にぴったりなんですよね!

金太郎

外葉から収穫すると中心の若い葉がどんどん育ってくるよ。1株でかなりの収穫量になるから、家庭菜園にはありがたい野菜!

 

スイスチャード栽培でよくある質問(Q&A)

最後に、スイスチャード栽培でよくある質問を紹介します。家庭菜園初心者がつまずきやすいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

スイスチャードの種が発芽しないのはなぜですか?

スイスチャードの種は硬い殻に覆われていて吸水しにくいのが原因!種まき前に一晩(6~8時間)水につけておくと、発芽率が一気にアップしますよ。また、発芽までは表土を乾かさないようにキープすることも大切です!

スイスチャードはプランターでも育てられますか?

スイスチャードはプランター栽培にもぴったりの野菜です!深さ20cm以上のプランターに15cm間隔で種をまけば、ベランダ菜園でも十分に育てられますよ。カラフルな葉柄が華やかなので、観賞用としても楽しめます!

スイスチャードはベビーリーフや間引き菜として食べられますか?

もちろん食べられます!むしろスイスチャードはベビーリーフや間引き菜の利用にぴったりの野菜。本葉2~3枚の間引き苗や、草丈10~15cmの若葉はクセが少なく柔らかいので、サラダのアクセントとして大活躍してくれますよ。本記事ではアルバリン粒剤などの浸透移行性殺虫剤を使わない栽培方法を紹介しているので、安心してベビーリーフ収穫を楽しめます!

まとめ:スイスチャードの栽培で大切なポイント

ここまで、スイスチャードの特徴や栽培カレンダー、育て方などについて、実際の栽培経験や写真を交えながら解説してきました!

スイスチャード栽培のポイント
  • 中間地では4~10月まで長期間にわたって種まきできる
  • 種は一晩水につけてから蒔くと発芽率がアップする
  • 畝幅75cm・5列15cm間隔の穴あき黒マルチで管理がラク
  • ベビーリーフ・株ごと・摘み取りと段階的に収穫を楽しめる

スイスチャードはカラフルで華やかな見た目・長い収穫期間・初心者でも育てやすいと、家庭菜園にぴったりの優秀な野菜!ぜひあなたの畑やプランターでもチャレンジしてみてくださいね!

その他の春・夏・秋から育てやすい野菜については、以下の記事でまとめて紹介しています。あわせて参考にしてみてください!

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