シーザーサラダでお馴染みのロメインレタス!栽培したことが無い方も多いかもしれませんが、家庭菜園でも育てやすくおすすめのレタスです。実際、金太郎も栽培してみましたが、家庭菜園でも立派なロメインレタスを収穫することができました!
そこで本記事ではロメインレタスの育て方・栽培方法について、金太郎の実体験や自ら撮影した写真を交えながら家庭菜園初心者向けに分かりやすく紹介します。また、自宅に畑が無い方でもプランターを使えばロメインレタス栽培は十分可能です。家庭菜園初心者がプランター栽培でチャレンジするときのポイントも、この記事であわせて解説していきます。
これからロメインレタス栽培に挑戦してみたい方はぜひ参考にしてください!
- ロメインレタスの特徴と家庭菜園で育てやすいポイント
- 自分の地域での種まき時期と家庭菜園向け栽培カレンダー
- 失敗しやすいポイントと対策5つ(覆土・発芽しない・とう立ち・肥料過多・小玉)
- 家庭菜園・プランター栽培で失敗しない種まき~収穫時期までの具体的な育て方
ロメインレタスとは | 特徴・家庭菜園で育てやすいポイント

| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 科名 | キク科 |
| 発芽適温 | 15~20℃ |
| 生育適温 | 15~20℃ |
| 栽培の難易度 | ★★★☆☆ |
| 栽培適期(中間地) | 春作:2~3月まき/5~6月収穫 秋作:7~8月まき/10~11月収穫 |
| 植えつけ~収穫までの日数 | 春作:約50日/秋作:約60日 |
| 畝幅・株間 | 畝幅65cm・2列30cm間隔 |
| 収穫の目安 | 頭部の隙間が500円玉くらいまで閉じてくる頃 |
ロメインレタスは通常の玉レタスとは異なり、葉が立ち上がり縦長に伸び、完全には結球しない半結球タイプのレタスです!葉は厚みがありしっかりした食感が特徴!シーザーサラダは定番ですが、炒め物にしてもシャキシャキ感が残って美味しいですよ!

レタスチャーハンにすると、くたっとならず食感が残って好き。
玉レタスより育てやすく失敗しにくい
一般的な玉レタスをちゃんと結球させるのは意外と難しいんですよね…。家庭菜園でも難易度の高い野菜の一つです。一方でロメインレタスは完全に結球しない半結球ですから、大体結球すればOK!あまり神経質にならなくても大丈夫です。
また、ロメインレタスは玉レタスよりも暑さに強く、成長に勢いがあるので家庭菜園でも育てやすいですよ!
狭いスペースでも作りやすい
ロメインレタスは葉が立ち上がり縦長に伸びるため、狭いスペースでも作りやすいのも特徴。プランターやベランダ菜園などとも相性が良いですよ!
摘み取り方式で収穫期間を長く楽しめる
通常の玉レタスと同様に株を丸ごと収穫する方法の他、ロメインレタスは結球しないので葉を一枚ずつ摘み取ることも可能!一度でそんなにたくさん食べられない方にもおすすめできます。
ロメインレタスの栽培カレンダー(地域別 | 家庭菜園での種まき時期)

ロメインレタスは高温に弱く涼しい気候を好むため、寒冷地・中間地・暖地いずれの地域でも春作と秋作が育てやすいです。
中間地の場合、春作では2/20~3/31頃、秋作の場合は7/20~8/20頃に種まきをします。育苗期間はポリポットで30日ほど。植えつけると葉や茎をぐんぐん成長させ、植えつけから50~60日ほどで収穫できるイメージです。

種まきが遅れると、収穫前に本格的な夏・冬が到来して厳しくなる。適期での栽培を心がけよう!
ロメインレタス栽培で失敗しやすい5つの原因と対策
ロメインレタスの育て方を解説する前に、家庭菜園初心者が失敗しやすい5つの原因と対策をご紹介します!
①種まき時に土をかけ過ぎると発芽しにくい
ロメインレタスは発芽時に光を必要とする性質を持っており、他の野菜と同じような厚さで覆土をすると光が通りにくく発芽率が落ちてしまいます。
覆土は種が見えるか見えないか程度にごく薄くかけるようにしてください!

でも、覆土をごく薄くにしたらすぐ乾燥しちゃうじゃん!そんなにこまめに水やりしてられないよ!

乾燥には注意しないとね!こまめに水やりできない時は、上から不織布(光は通す)をかけると湿った状態がキープしやすくて良いよ!
②30℃以上ではほとんど発芽しない
ロメインレタスは高温になると休眠する性質があります。およそ25℃以上から発芽率が悪くなり始め、30℃以上になるとほとんど発芽してくれません。
ここで困るのが秋作の発芽。種まきする7~8月はもちろん夏真っ盛りの時期ですので、何もしなければほとんど発芽せず失敗してしまいます…。
そんな真夏の発芽を成功させるには「室内で発芽させる」方法がオススメ!詳しくは以下の記事で解説しています。
③春作の遅まき・秋作の早まきはとう立ちしやすい
ロメインレタスは高温や長日(日が長くなること)でとう立ちしてしまいます。特に、春作の種まきが遅れると生育後半で、また秋作の種まきが早くなると生育前半で高温と長日条件を満たし、とう立ちしてしまう可能性があります。
失敗を避けるためにも春作は3/31頃まで、秋作は7/20頃以降に種まきするようにしましょう!

6/20頃の夏至が最も日が長いので、この前後の時期は要注意!
④肥料を入れ過ぎると結球しないことも
ロメインレタスが結球をはじめるのは、肥料が切れ始める頃から。いつまでも肥料が効いていると、葉ばかり茂ってなかなか結球に移行してくれません。また、締まりが悪いところに水がたまり、病原菌などが入り込んで腐りやすくなったり、日持ちも悪くなります。
家庭菜園をしているとついつい肥料をたくさん入れたくなってしまいますが、その気持ちはグッと抑えて肥料は与え過ぎないように注意しましょう!

肥料は少な目くらいがちょうど良い!
⑤株間を狭めて密植すると小玉になる

「苗をたくさん準備できたから」「畑にスペースが無いから」と株間を狭くすると、葉を大きく広げるスペースが確保できません。
大きいロメインレタスに成長してもらうためには、生育前半で大きい葉をたくさん出してもらうことが重要。この葉で作った養分を、生育後半から作られる結球部に貯め込むからです。植えつけの際は密植にならないよう、十分な株間を確保するようにしましょう!

密植すると病害虫も出やすくなるので注意!
栽培で準備するもの
- ロメインレタスの種または苗
- ポリポット(直径9cm)またはセルトレイ(128欠または200欠)
- 育苗培土
- 元肥
- 堆肥 … 3ℓ/㎡
- 化成肥料 … 100g/㎡ (または有機発酵肥料 … 200g/㎡)
- かき殻石灰 … 150g/㎡
ロメインレタスのおすすめ品種は「ロマリア」


ロメインレタスは「ロマリア」という品種がおすすめ!とう立ちしにくく安定して結球してくれるので失敗しにくいです。また、春作・秋作どちらにも使いやすく種もコーティングされているため、家庭菜園でも扱いやすい品種です。
ネット通販なら以下より購入いただけます!
ロメインレタスの育て方5ステップ(家庭菜園向け)
ロメインレタスの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!
①丈夫な苗を準備する(育苗のコツ)
ロメインレタスの苗を準備する方法は2つあります。
- ホームセンター等で苗を購入する
- 自分で種から苗を育てる
どちらの方法でも構いませんが、ホームセンターでは販売されていないことが多いので、自分で種から苗を育てる方法の方が手っ取り早いです!
ここでは、ロメインレタスの育苗方法をご紹介します。少し育てる場合はポリポット、たくさん育てる場合はセルトレイを活用するのがオススメ!
- STEP①種まき

【発芽適温:15~20℃】
ポリポット(直径9cm)に育苗培土を入れ、種を3粒ずつ蒔きます。ロメインレタスは発芽に光が必要な好光性種子であるため、覆土をごく薄く(種が見えるか見えないか程度)かけしっかり鎮圧し、水をたっぷりやります。以降、乾かさないようにしながら、発芽適温を確保します。
※ロメインレタスは高温(30℃以上)になるとほとんど発芽しなくなる。対策はこちらで紹介しています。
- STEP②間引き
本葉1~2枚の頃、成長の良い株を1本残して残りを間引きます。
- STEP③育苗完了

本葉4~6枚になったら植えつけ適期です。
- STEP①種まき

【発芽適温:15~20℃】
セルトレイ(128欠または200欠)に育苗培土を入れ、種を1粒ずつ蒔きます。ロメインレタスは発芽に光が必要な好光性種子であるため、覆土をごく薄く(種が見えるか見えないか程度)かけてしっかり鎮圧し、水をたっぷりやります。以降、乾かさないようにしながら、発芽適温を確保します。
※ロメインレタスは高温(30℃以上)になるとほとんど発芽しなくなる。対策はこちらで紹介しています。
- STEP②育苗完了

本葉2~3枚ほどになったら植えつけ適期です。
苗がヒョロヒョロと徒長してしまうと良い苗にはなりません。徒長対策については以下の記事で詳しく解説しています。
また、育苗の段階から害虫対策は欠かせません。育苗期における害虫対策については以下の記事で詳しく解説しています。

プレバソンはロメインレタスの育苗期にも登録があり使える。
その他、育苗については以下の記事で詳しく解説しています。
②植えつけ1週間前までに土づくりする
植えつけの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきます。
- 堆肥 3ℓ/㎡
- 化成肥料 100g/㎡(または有機発酵肥料 200g/㎡)
- かき殻石灰 150g/㎡

元肥をすき込んだら幅65cmの畝を立て、マルチを張ります。春作では地温を確保できる「黒マルチ」、秋作では地温上昇を抑えられる「白マルチ」がおすすめ!
時間があれば「太陽熱養生処理」をしておきましょう!詳しく解説している記事がありますので、参考にしてみてください。
③畝幅65cmの2列・株間30cmで植えつけ


【生育適温:15~20℃】
ロメインレタスは畝幅65cmの2列・株間30cm間隔で植えつけします。植えつけ穴を掘り、そこに水をたっぷりやります。水が引いたら、苗を植え付けましょう!
植えつけの際、水にリキダスを入れると活着が良くなります!詳しくは以下の記事で解説しています。
プランターで育てる場合のポイント
ロメインレタスは畑だけでなく、プランターや大きめの鉢でも十分に育てられます!高温と乾燥に弱い性質は同じなので、容器のサイズと水やり管理を意識するのがポイントです。
以下、プランター栽培に必要なものです。
- プランター(幅65cm×奥行20cm×深さ20cm以上)または10号鉢(直径30cm程度)
- 培養土(元肥入りでもOK)
プランターでは、畑と同じく「株間30cm前後」をイメージしてゆったり植えます。プランターは2株まで、10号鉢は1株までとすると結球しやすくなります。欲張って株数を詰めすぎると根が窮屈になり、葉が広がらず小玉になりやすいので注意しましょう!
また、プランターは土の量が少ない分、畑より乾きやすいので、水切れにも注意します。
④病害虫対策をする


ロメインレタスは病害虫の発生が比較的少ない野菜ですが、油断は禁物!以下で害虫・病気それぞれの対策方法をご紹介します!
害虫対策は防虫ネットやゼンターリがおすすめ
| 種類 | 症状の例 | 主な原因・時期 | おすすめ対策 |
|---|---|---|---|
| ヨトウムシ、オオタバコガ | 葉をバリバリ食べられる | 高温期 | 防虫ネット、ゼンターリ |
| ハモグリバエ | 幼虫が葉の内部を食べ、ぐにゃぐにゃと白い跡が残る | 初夏~秋の暖かい時期 | 防虫ネット |
| ナメクジ | 葉を食べられ、ぬめり跡が残る | 雨が多い、多湿 | 防虫ネット、下葉とり |
| アブラムシ | ・葉や茎にびっしり付き汁を吸う ・ウイルスを媒介されるかも | 春~秋の暖かい時期 | 防虫ネット、フーモン |
こちらは、ロメインレタス発生しやすい害虫とおすすめの対策をまとめた表です。特に注意したいのは「ヨトウムシ」「オオタバコガ」で、発生すると葉をバリバリ食べられてしまいます。
害虫対策として「防虫ネット」「ゼンターリ」「フーモン」をうまく組み合わせると、家庭菜園でもかなり安定してロメインレタスを栽培することができます!
防虫ネットを張ると害虫の侵入を物理的に防ぐことができます。防虫ネットの張り方は以下の記事で詳しく解説しています。
加えて「ゼンターリ」&「フーモン」の散布がおすすめ!ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬で、ヨトウムシなどのイモムシたちに有効です。さらにフーモンを混用することで、展着剤としての効果だけでなく、アブラムシなどの”小さくて厄介な害虫”をまとめて退治することができます!これらについては、以下の記事で詳しく解説しています。
病気対策はZボルドーがおすすめ
こちらは、ロメインレタスに出やすい病気とおすすめの対策をまとめた表です。「ジメジメさせない」「傷をつけない」「怪しい株・葉はすぐ取り除く」が病気対策の基本になります。さらに予防的に「Zボルドー」を散布すると、家庭菜園でもかなり安定してロメインレタスを栽培することができます!
Zボルドーは糸状菌から細菌による病気まで幅広い病気の予防に有効で、野菜類で登録があり、有機栽培でも使用することができます。以下の記事で詳しく解説しています。

病気が出ていなくても油断は禁物。結球し始めたタイミングで、少なくとも1回はZボルドーを散布しておくと良い。
⑤収穫時期は頭部の隙間が500円玉くらいに閉じる頃


【植えつけ~収穫の目安:50~60日】
ロメインレタスの収穫時期は、頭部の隙間が500円玉くらいまで閉じてくる頃です!
適期での栽培だと、植えつけから1か月半ほどであっという間に収穫できてしまいます!外葉と結球部の間に包丁を入れて収穫しましょう~。

ロメインレタスを収穫すると、その切り口から白い液体が出てきます。これは乳液と呼ばれ、レタスが傷ついた時に傷口を病原菌から守るために分泌される液体です。
特に食べても害はありませんが、乳液が葉に付くと茶色っぽく変色して傷んでしまいます。見た目も良くないので、タオルなどですぐにふき取るようにしましょう!
ロメインレタス栽培でよくある質問(Q&A)
最後に、ロメインレタス栽培でよくある質問を紹介します。家庭菜園初心者が気になる質問をまとめてみたので、ぜひ読んでみてください。
Q1.ロメインレタスが結球しないのはなぜですか?
主な原因は「高温・日長によるとう立ち」「肥料の過不足」「株間が狭い」などです。
対策は以下のとおり!原因に合わせて栽培環境を見直して改善しましょう!
- 適切な時期に種まきし直す
- 株間を広げる
- 元肥を入れ過ぎない、あるいは追肥をする
Q2.プランターでもちゃんと結球しますか?
しっかり株間をあけて、深さ20cm以上のプランターを使えば、家庭菜園でも十分結球させることができます!
土の量が少ないと水切れや肥料切れになりやすいので、容量大きめのプランターにゆったり植えるのがポイントです。
Q3.真夏や真冬でもロメインレタスは育てられますか?
ロメインレタスは高温と強い寒さが苦手なため、基本的には「春作(春〜初夏どり)」と「秋作(秋〜初冬どり)」の2シーズン栽培がおすすめです。
真夏は発芽不良やとう立ち、真冬は生育停止や霜害が出やすいので、無理に育てるよりも涼しい時期を選んだ方が失敗が少ないですよ!
まとめ:ロメインレタス栽培で大切なこと
ここまで、ロメインレタスの特徴や栽培カレンダー、育て方などについて、実際の栽培経験や写真を交えながら解説してきました。
- ロメインレタスは葉が立ち上がり縦長に伸びる半結球タイプのレタス
- 春作は2/20~3/31頃まで、秋作は7/20~8/20頃までに種まきする
- 畝幅65cmの2列・株間30cm間隔で植えつけする
- 植えつけ後は防虫ネットを張るなど、病害虫対策を万全に
- 植えつけから約50~60日後、頭部の隙間が500円玉くらいの大きさまで閉じてきた頃が収穫時期!
家庭菜園ではメジャーではないかもしれませんが、ロメインレタスは病害虫の発生が比較的少なめで生育旺盛!非常に育てやすいレタスです。金太郎も最初は手を出しにくかった野菜ではありますが、すっかりその魅力にハマってしまい、今では何度も栽培するようになりました(笑)!
ぜひ本記事を参考にロメインレタスを育ててみましょう!
他のレタスの育て方はこちら
ロメインレタス以外にも、家庭菜園でおすすめしたいレタスの育て方を紹介しています!ぜひあわせてチェックしてみてください。















