家庭菜園でコマツナを育ててみたいけど、「おすすめ品種を教えてほしい」「せっかくなら甘くて濃い味のコマツナを収穫したい!」と思っていませんか…?
そんな方にぜひおすすめしたいのが、「ちぢみ小松菜」です!葉がちりめん状にちぢれて肉厚、しかも寒さに当たるほど甘みが増す、秋冬の家庭菜園にぴったりの葉もの野菜なんですよ!
この記事では、金太郎が実際に栽培した経験や失敗談を交えながら、ちぢみ小松菜の特徴・家庭菜園でおすすめな理由・栽培時期から、土づくり・種まき~収穫までの育て方・栽培方法を、家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します!
- ちぢみ小松菜の特徴と、家庭菜園でおすすめな理由
- 中間地での種まき時期・収穫時期と、発芽適温・発芽日数・生育適温
- 株間5列15cm間隔での種まきのやり方と、間引きしない育て方
- 病気対策・害虫対策(農薬の使い方)と、収穫のタイミング・収穫方法
ちぢみ小松菜とは|特徴・家庭菜園でおすすめな理由


| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 科名 | アブラナ科 |
| 発芽適温 | 20~25℃前後 |
| 生育適温 | 18~20℃前後(寒さに強い) |
| 栽培の難易度 | ★☆☆ |
| 栽培時期(中間地) | 3月中旬~10月中旬まき/4月下旬~12月下旬収穫 |
| 畝幅・株間 | 畝幅75cm・5列15cm間隔 |
| 連作 | 避ける(1~2年あける) |
ちぢみ小松菜は、葉がちりめん状にちぢれた、濃い緑色の小松菜です!普通のコマツナよりも生育がゆっくりな中生タイプで、とくに秋まきとの相性が抜群なんですよ。そんなちぢみ小松菜が、家庭菜園でおすすめな理由を2つ紹介します!
- 葉が肉厚で香りが濃く、歯ざわりも良くて美味しい!
- 秋作で寒さに当てると、葉のちぢれが強くなって甘みがグッと増す!
ちぢみ小松菜の甘みは、寒さで凍らないよう葉に糖分をためこむことで生まれます。そのため、秋にまいて、冬の寒さに当ててから収穫するのがいちばんおいしい食べ方です!お店ではなかなか見かけない「寒さに当たった採れたて」を味わえるのは、家庭菜園ならではですよね。
金太郎おひたしにすると、普通のコマツナより甘くて味が濃いのがよく分かるよ!炒め物にしても肉厚でシャキシャキ!
ちぢみ小松菜の栽培カレンダー(地域別|種まき時期・収穫時期)


ちぢみ小松菜は寒さにも暑さにも比較的強いので、中間地では3月中旬~10月中旬に種をまき、4月下旬~12月下旬に収穫できます。種まきから収穫までの栽培期間は、約40~60日が目安です。
春から秋まで長く育てられますが、金太郎の経験上、いちばん育てやすく、おいしく仕上がるのは9~10月の秋まきです!気温が下がる時期に育つので病害虫が少なく、寒さに当たって葉のちぢれと甘みがしっかり出てくれますよ。
夏場(高温期)に育てると、葉があまりちぢれず、茎がひょろっと伸びやすくなります。ちぢみ小松菜らしい見た目と甘みを楽しむなら、秋まきがおすすめです。
ちぢみ小松菜栽培で準備するもの
- ちぢみ小松菜の種
- 元肥(牛糞堆肥・カキ殻石灰・化成肥料)
- 種まき前・種まき時に土壌混和する農薬(フロンサイド粉剤・ダイアジノン粒剤5・アルバリン粒剤)
- 5列15cm穴あき黒マルチ
- 防虫ネット・トンネル用支柱
- 生育中に散布する農薬(Zボルドー・フーモン・ゼンターリ・プレバソン)
- エックスエナジー(環境ストレス対策用)
- クワ・ジョウロ・ハサミなどの基本の道具
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ちぢみ小松菜の育て方4ステップ(家庭菜園)
ちぢみ小松菜の具体的な育て方(栽培方法)は以下のとおりです。金太郎が実際に栽培している流れで、順番に詳しくご紹介していきます!
①種まき前に土づくりをする
まずは土づくりです。元肥は種まきの1週間前まで、畝立て・農薬の土壌混和・マルチ張りは種まき当日に行います。


【作業時期:種まきの1週間前まで】
種まきの1週間前までをメドに、以下の元肥をすき込んでおきましょう。
- 牛糞堆肥 … 2~3ℓ/㎡
- カキ殻石灰 … 150g/㎡
- 化成肥料(8-8-8) … 100g/㎡



金太郎は追肥なし、元肥一発で育ててるよ!


土づくりができたら、畝幅75cm・高さ10cmの畝を立てます。
→[畝の作り方ガイドはこちら!]
ここで金太郎は、病害虫対策として「ダイアジノン粒剤5…6g/㎡」「アルバリン粒剤…6g/㎡」「フロンサイド粉剤…30g/㎡」を混ぜ込む(土壌混和する)ようにしています。ダイアジノン粒剤5はネキリムシやキスジノミハムシの幼虫など、アルバリン粒剤はアブラムシやキスジノミハムシなど、フロンサイド粉剤は根こぶ病などから守ってくれるんですよね…!
土壌混和する農薬は、こまつなへの登録・使用時期・使用方法・使用回数を、必ずラベルで確認してから使いましょう。
家庭菜園における土づくりのやり方全般については、以下の記事で詳しく解説しています。
②1穴につき3粒ずつ種まきする
マルチの準備ができたら、以下の手順で種まきしましょう!




【発芽適温:20~25℃前後|発芽日数:3~5日程度|作業時期:中間地で3月中旬~10月中旬】
マルチの穴(株間5列15cm間隔)に、1穴3粒ずつ種をまきます。指先で深さ5mmほどのくぼみをつけて種を入れ、薄く土をかぶせて手でしっかり鎮圧すればOKです!種まき後は、たっぷり水やりしましょう。


種まきが終わったら、害虫対策としてすぐに防虫ネットを張ります。アブラナ科のちぢみ小松菜は、アオムシ・コナガ・アブラムシなどの害虫が大好物なんですよね…。芽が出たばかりの小さな株は、虫に食べられるとすぐに消えてしまいます。
→[防虫ネットの張り方はこちら!]


発芽したら、間引きはせずに、発芽した株をすべてそのまま育て上げます!
実際にやってみて分かったのは、3株まとめて育てても、株間15cmあればしっかり大きくなるということです。防虫ネットを外して間引く手間がなく、たくさん収穫できますよ!
③病害虫対策・水やりで日々の管理をする




種まきが済んだら、収穫が終わるまで続ける日々の管理です。金太郎が実践している「害虫対策」「病気対策」「水やり」を順番にご紹介します!
害虫対策
- 収穫直前まで防虫ネットを張っておく
- ネットを外した後に害虫が出たら、まずはテデトール(手で取る)
- 手に負えない場合、アブラムシにはフーモン、イモムシ系にはゼンターリを散布
- イモムシ系でゼンターリの効きが悪ければ、プレバソンに切り替える
ちぢみ小松菜で特に多い害虫は、「アオムシ」「コナガ」「ヨトウムシ」「アブラムシ」です。そもそも害虫を寄せつけないよう、防虫ネットは収穫直前までかけておきましょう!
防虫ネットを外すと、呼んでもないのに害虫がやって来ます…。数が少ないうちは手で取りますが、それでも増えてしまったら、アブラムシには「フーモン」、アオムシなどのイモムシ系には「ゼンターリ」を散布して対処します。イモムシ系でゼンターリの効きが悪いときは、「プレバソン」に切り替えると、しっかり抑えられますよ。



プレバソンはイモムシ系やハモグリバエ用。アブラムシには効かないから注意してね!
病気対策
- Zボルドー・フーモンを月に1回程度、予防的に散布
- それでも発生してしまった株は、早めに取り除いて処分
ちぢみ小松菜で要注意の病気が、葉に黄色い病斑が広がる「べと病」や、株元からドロドロに腐る「軟腐病」です!どちらも雨が続いてジメジメする時期に広がりやすい病気です。
金太郎は予防第一で、「Zボルドー」を月に1回程度、予防的に散布しています。それでも発生してしまった株は、周りに広げないよう早めに取り除いて処分しましょう。
農薬(各薬剤)はラベル記載の使用量・時期・回数を守り、こまつな(野菜類・非結球あぶらな科葉菜類)への登録と収穫前日数を必ず確認してから使いましょう。
水やり
発芽するまでは、土を乾かさないように水やりしましょう。発芽後は、畑の露地栽培なら基本的に雨まかせでOKです。ただし、晴天が続いて土がカラカラになったら、株元にたっぷり水やりしましょう。この際、水に「エックスエナジー(希釈倍率:100倍)」を混ぜておくと、暑さ・寒さ・日照不足などの環境ストレスに耐えやすくなりますよ!
④高さ20~25cmになったら収穫!


【収穫時期:中間地で4月下旬~12月下旬|収穫時期の目安:草丈20~25cm】
ちぢみ小松菜は、草丈が20~25cmになったら収穫適期です!葉の色が濃くなり、ちぢれがしっかり出てきたら収穫のベストタイミング。収穫方法は、大きくなった株から株元をハサミで切って収穫するだけでOKです。


秋まきの場合は、霜が降りる頃まで待ってから収穫すると、ちぢれと甘みがいっそう強くなりますよ!



寒さに当たった株は、地面に張りつくように葉を広げてくるよ。これが甘くなってきたサイン!
採り遅れると葉や茎が硬くなり、食感が落ちてしまいます。とくに春~夏は生育が早く、収穫適期が短いので、草丈20~25cmを目安に早めに収穫しましょう。
ちぢみ小松菜栽培で失敗しやすい3つの原因と対策
ここまで育て方を紹介してきましたが、実際に育てるとつまずきやすいポイントもあります。ここでは、金太郎がちぢみ小松菜栽培でとくに失敗しやすいと感じた3つの原因と対策をご紹介します!
①春まき・遅まきでとう立ちして花が咲いてしまう
まず多いのが、茎が伸びてつぼみがつき、葉が硬くなってしまう「とう立ち」の失敗です。アブラナ科のちぢみ小松菜は、冬の寒さを経験したあと、春に日が長くなって暖かくなると花を咲かせようとします。そのため、春まきの株や、秋に遅くまいて冬越しさせた株は、とう立ちしやすいんですよね…。
金太郎も、3月上旬に早まきした春作で、まだ小さいうちにつぼみが上がってしまった経験があります…。対策は、春まきは3月中旬以降にまき、草丈20~25cmになったら早めに収穫すること!秋まきの株も、年内(12月中)に収穫を終えるようにしましょう。



あえてとう立ちさせて、「菜の花」を食べるのもあり!
②強い霜に当たって葉が傷み、枯れてしまう
次に多いのが、冬の強い霜に何度も当たって、葉が白っぽく傷んだり、しおれて枯れたりしてしまう失敗です。ちぢみ小松菜は寒さに強く、適度な寒さで甘みが増す野菜ですが、マイナス数℃の冷え込みや霜が続くと、さすがに葉が傷んでしまいます。
金太郎も、甘みを出したくて収穫を遅らせていたら、年明けの強い冷え込みで外葉が枯れてしまったことがあります…。対策は、冬場も防虫ネットをかけたままにして霜をやわらげ、本格的な寒波が来る前の12月中に収穫を終えること!



防虫ネットは、害虫対策と防寒対策の一石二鳥!
③夏まきで葉がちぢれず徒長する
もう1つ気をつけたいのが、夏に育てた株の葉がほとんどちぢれず、茎ばかり伸びてひょろひょろになる失敗です。ちぢみ小松菜の葉のちぢれは、低温に当たることでしっかり出てきます。気温が高い時期は葉が平らになりやすく、節の間も伸びやすいんですよね。
金太郎も夏まきで育てたとき、「これ、普通のコマツナ…?」と思うほど葉が平らに仕上がってしまったことがあります…。対策は、ちぢみ小松菜らしさを楽しむなら9~10月の秋まきを選ぶこと!



夏まきでも味はちゃんとおいしいから、「やわらかいコマツナ」として楽しむのもアリ!
ちぢみ小松菜栽培でよくある質問(Q&A)
最後に、ちぢみ小松菜の栽培でよくある質問を紹介します。家庭菜園で気になりやすいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ:ちぢみ小松菜の栽培で大切なポイント
ここまで、ちぢみ小松菜の特徴、栽培カレンダー、育て方などについて、実際の栽培経験や失敗談を交えながら解説してきました!
- 中間地では3月中旬~10月中旬に種をまき、甘みを楽しむなら9~10月の秋まきがおすすめ
- 種まき当日に農薬を土壌混和し、株間5列15cmに3粒ずつ直まきして間引かずに育てる
- 元肥のみで追肥はせず、防虫ネットと月1回の予防散布で病害虫を防ぐ
- 草丈20~25cmが収穫適期で、とう立ちや強い霜の前に早めに収穫する
ちぢみ小松菜は、肉厚で香りが濃く、寒さに当たるほど甘くなる、秋冬の家庭菜園にぴったりの葉もの野菜です!「秋まきで育てる・間引かず元肥のみ・予防第一」の3つさえ押さえれば、初心者の方でもおいしく収穫できるので、ぜひ本記事を参考に栽培にチャレンジしてみてください!
季節ごとのおすすめ野菜の記事はこちら!
ちぢみ小松菜以外にも、春・夏・秋から始めるおすすめ野菜を以下の記事でまとめて紹介しているので、あわせて参考にしてみてください!
家庭菜園の始め方を知りたい!畑で本格的に始めたい方へ!
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