家庭菜園でブロッコリーを育てていると、「一回収穫して終わりはさみしい」「1株からたくさん収穫したい」と思ったことはありませんか…?
そんな夢を叶えてくれるブロッコリーが「夢ひびき」。1個目を収穫した後も次々と立派なブロッコリーが収穫できる夢のような品種で、家庭菜園でも育てやすくおすすめですよ!実際、金太郎も栽培してみましたが、1株から何個も大きなブロッコリーを収穫することができました!
本記事では、そんな金太郎の実体験や自ら撮影した写真を交えながら、ブロッコリー「夢ひびき」の育て方・栽培方法を家庭菜園初心者向けに分かりやすく紹介します。
栽培時期や手入れのポイント、病害虫対策までしっかり解説しますので、これからブロッコリー栽培に挑戦してみたい方はぜひ参考にしてください!

この記事は、以下のような人におすすめ!
- 一株からたくさんブロッコリーを収穫したい
- ブロッコリー「夢ひびき」の育て方を知りたい
- ブロッコリーのおすすめ品種を教えてほしい
この記事を読んで、一緒に夢ひびきを育ててみましょう!
夢ひびきとは?

| 科名 | アブラナ科 |
| 発芽適温 | 25℃前後 |
| 生育適温 | 18~20℃ |
| 収穫までの日数 | 春まき:85日~ 秋まき:100日~ |
夢ひびきは一度収穫した後、再び何個も収穫できる”夢”のようなブロッコリーです!極早生で生育が早く、家庭菜園でも育てやすい品種ですよ!
夢ひびきの特徴を順番に詳しく説明していきます。
1株から4〜5個のブロッコリーを収穫できる

夢ひびきの最大の特徴は、なんと言っても「一度では終わらないブロッコリー」だということです!
最初のブロッコリーを収穫した後、小さいブロッコリーが付いたわき芽がニョキニョキと出てきます。その後ぐんぐん成長し、30日もすると再び立派なブロッコリーになるので、1株から4~5個も収穫することができます!

普通、ブロッコリーは一回しか収穫できないよね。何回も収穫できるなんて夢のようだな!
後から出てくるブロッコリーも大きい

ブロッコリーを育てた経験のある方は、「わき芽なら普通の品種でも出てくるじゃん」と思うかもしれません。
確かに出てくる品種もあるのですが、金太郎が実際に栽培してみて感じた違いは、後から出てくるブロッコリーの大きさ・質は夢ひびきの方が断然良いということです!
普通の品種は後から出てきても、小さいですし形も平らに近い感じです。一方で夢ひびきは、最初に収穫したブロッコリーに負けないほどの大きさに成長するとともに、形もドーム型(山型)になってくれます!

1個目と比べて姿形はそのままに、一回り小さいイメージかな
家庭菜園初心者でも失敗しにくい
| 品種 | 種まき~収穫までに必要な日数 |
|---|---|
| 夢ひびき | 約85日 |
| 一般的な早生品種 | 約90~110日 |
種まきから収穫に至るまで、一般的なブロッコリーは90~110日ほどかかりますが、夢ひびきは85日ほどと生育が早いのが特徴です(夏まきの場合)!
生育が早いとその分、多少植え付けが遅くなっても巻き返しが効きますし、栽培期間が短くなることで病害虫の発生リスクを抑えられるので、家庭菜園でも育てやすい品種です。
夢ひびきの栽培時期2パターン

夢ひびきには春まきと秋まきの2パターンがあります。中間地の場合を前提として、順番に詳しく見ていきましょう!
【春まき】2/1~3/20頃に種まきして100日ほどで収穫
| 種まき | 植え付け | 初収穫 | 収穫(2個目~) | |
| 始まり | 2/1 | 3/10 | 5/20 | 6/20~ |
| 終わり | 3/20 | 4/20 | 6/20 | 7/20~ |
【種まき~収穫までの日数:約100日】
春まきの場合、夢ひびきは2/1〜3/20頃までに種まきします。育苗期間はポリポットで30~40日ほど。植え付け後、60~70日ほどで1個目の収穫ができます!その後、30日ほど置くと2個目以降の収穫ができるようになるイメージです。
【秋まき】7/20~8/20頃に種まきして85日ほどで収穫
| 種まき | 植え付け | 初収穫 | 収穫(2個目~) | |
| 始まり | 7/20 | 8/20 | 10/15 | 11/15~ |
| 終わり | 8/20 | 9/20 | 11/15 | 12/15~ |
【種まき~収穫までの日数:約85日】
秋まきの場合、夢ひびきは7/20〜8/20頃に種まきします。育苗期間はポリポットで30日ほど。植え付け後、55日ほどで1個目の収穫ができます!その後、30日ほど置くと2個目以降の収穫ができるようになるイメージです。
夢ひびき栽培で準備するもの
- 夢ひびきの種
- ポリポット(直径9cm)またはセルトレイ(128欠または200欠)
- 育苗培土
- 元肥
- 堆肥 … 3ℓ/㎡
- 化成肥料 … 100g/㎡ (または有機発酵肥料 … 200g/㎡)
- かき殻石灰 … 150g/㎡
夢ひびきの種はどこで売ってる?
夢ひびきの種は身の回りのホームセンター等の種苗コーナーで販売されていないことが多いかと思いますので、ネット通販の利用がおすすめ!
以下より購入いただけます!
夢ひびきの育て方7ステップ
夢ひびきの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!
①苗を準備する
【育苗期間の目安:30~40日】
夢ひびきの育苗方法を説明します。少し育てる場合はポリポット、たくさん育てる場合はセルトレイを活用するのがオススメ!
- STEP①種まき

【発芽適温:25℃】
ポリポット(直径9cm)に育苗培土を入れ、種を3粒ずつ蒔きます。覆土をかけてしっかり鎮圧し、水をたっぷりやります。以降、乾かさないようにしながら、発芽適温を確保します。
- STEP②間引き

本葉1~2枚の頃、成長の良い株を1本残して残りを間引きます。
- STEP③育苗完了

本葉4~5枚になったら植え付け適期です。
- STEP①種まき

【発芽適温:25℃】
セルトレイ(128欠または200欠)に育苗培土を入れ、種を1粒ずつ蒔きます。覆土をかけてしっかり鎮圧し、水をたっぷりやります。以降、乾かさないようにしながら、発芽適温を確保します。
- STEP②育苗完了

本葉2~3枚ほどになったら植え付け適期です。
苗がヒョロヒョロと徒長してしまうと良い苗にはなりません。徒長の対策方法や復活させるテクニックは以下の記事で解説しています。
種まきの際、覆土の代わりに「イネニカ」を使うと徒長しにくい頑丈な苗に育ってくれるのでオススメ!詳しくは以下の記事で解説しています。
その他、育苗については以下の記事で詳しく解説しています。
②植え付け1週間前までに土づくりする
植え付けの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきます。
- 堆肥 3ℓ/㎡
- 化成肥料 100g/㎡(または有機発酵肥料 200g/㎡)
- かき殻石灰 150g/㎡

元肥をすき込んだら幅65cmの畝を立て、マルチを張ります。春まきでは地温を確保できる「黒マルチ」、秋まきでは地温上昇を抑えられる「白マルチ」がおすすめ!
時間があれば「太陽熱養生処理」をしておきましょう!詳しく解説している記事がありますので、参考にしてみてください。
③1列45cm間隔で植え付けする


【生育適温:18~20℃】
畝幅65cmの場合、夢ひびきの植え方は1列45cm間隔とします。植え付け穴を掘り、そこに水をたっぷりやります。水が引いたら、苗を植え付けましょう!
植え付けの際、水にリキダスを入れると活着が良くなります!詳しくは以下の記事で解説しています。
④予防的に病害虫対策をする


栽培してたら、よく分からない害虫や病気が発生しちゃった…。もうダメだ…。

発生する前から早め早めに対策しておこう!
夢ひびきを含むアブラナ科野菜は病害虫が発生しやすいです。以下でそれぞれの対策方法をご紹介します!
害虫対策
葉を食べる系害虫:ヨトウムシ、コナガ、アオムシ、ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)など
養分を吸う系害虫:アブラムシなど
夢ひびきはヨトウムシやコナガなどのイモムシやアブラムシなど様々な害虫が発生します。
夢ひびきの害虫対策は以下がオススメ!
- 植え付け後に「防虫ネット」を張る
- 「ゼンターリ」&「フーモン」を散布する
防虫ネットを張ると害虫の侵入を物理的に防ぐことができます。防虫ネットの張り方は以下の記事で詳しく解説しています。
加えて「ゼンターリ」&「フーモン」の散布がおすすめ!ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬で、ヨトウムシなどのイモムシたちに有効です。さらにフーモンを混用することで、展着剤としての効果だけでなく、アブラムシやアザミウマ、ハダニといった”小さくて厄介な害虫”をまとめて退治することができます!これらについては、以下の記事で詳しく解説しています。
病気対策
カビ(糸状菌)の病気:根こぶ病、黒腐病、黒斑細菌病など
細菌(バクテリア)の病気:軟腐病など
夢ひびきを含むアブラナ科野菜は害虫のイメージが強いですが、病気への対策ももちろん重要です。
家庭菜園での病気対策は「Zボルドー」がオススメ!糸状菌から細菌による病気まで幅広い病気の予防に有効で、野菜類で登録があり、有機栽培でも使用することができます。以下の記事で詳しく解説しています。

病気が出ていなくても、油断は禁物。少なくとも生育前半で1回は散布しておくと良い。
⑤直径15cmほどで初収穫!

直径が15cmほどまで大きくなったら夢ひびきの収穫適期です!蕾が見え始めるまではものすごく長く感じますが、見えてからはあっという間に大きくなりますね!蕾の下に包丁を入れて収穫しましょう~!
こんなに大きなブロッコリーを収穫するだけでも大満足なのですが、夢ひびき栽培はむしろここからが本番!初収穫が終わると、先端に蕾の付いたわき芽がぐんぐん成長してきます。この先端の蕾が大きくなると、2個目以降のブロッコリーとして収穫できるわけですね!

2個目以降のブロッコリーも大きく成長させるためのコツはある?

「追肥」と「わき芽の整理」がポイントだね!次で詳しく説明するよ。
⑥わき芽を3~4つに絞って追肥する
2個目以降のブロッコリーを大きく成長させるため、初収穫が終わったらすぐに以下の作業をしておきます。
- わき芽を3~4つに絞る
- 追肥

栄養が分散しないよう、出てきたわき芽の数を絞ります。勢いの良いわき芽を3~4つだけ残して、それ以外は取り除きましょう。
また、栄養補給も欠かせません。以下を追肥しておきましょう!
- 化成肥料 … 30g/㎡(または発酵有機肥料 … 50g/㎡)
⑦初収穫から約30日で2個目以降の収穫!

初収穫から30日ほどすると、わき芽に付いたブロッコリーたちが収穫適期を迎えます!
わき芽にも関わらず、初収穫に見劣りしない立派なブロッコリーに成長してくれました!一株から何回も収穫できるなんて、本当に夢の時間ですね(感激)!
大きくなったものから順次収穫してください。すると、残った小さいものも時間差で大きくなっていきます。せっかくここまで育てたブロッコリーです。長く収穫を楽しみましょう~!
夢ひびきの栽培で知っておきたい注意点2つ
ここまで、夢ひびきの育て方などを解説してきましたが、栽培する上で知っておきたい注意点が2点あります。
①種まきが遅れると生育後半が厳しい
夢ひびき栽培では、種まきが遅れると生育後半の栽培が難しくなります。
春まきを3/20以降にすると、2個目以降の収穫が7/20以降ということになり、生育後半(特に2個目以降の成長期)が高温障害や病害虫の発生で厳しくなります。また秋まきを8/20以降にすると、2個目以降の収穫が12/15以降ということになり、生育後半(特に2個目以降の成長期)が寒さで十分に成長してくれない可能性があります。
夢ひびきを栽培するからには、種まきをきっちり適期までに終えて、2個目以降が大きくなる環境をしっかり確保してください!
②わき芽をたくさん残すと2個目以降が大きくならない

夢ひびきは初収穫後、放っておくとわき芽が多数出てきます。そのままわき芽を全て成長させてしまうと、栄養が分散して一つ一つが大きくなりません。
「わき芽の整理&追肥」で説明したとおり、わき芽は多くても3~4つに絞るようにしましょう。

小さくても良ければ、放っておいても構わない。
まとめ:夢ひびき栽培で大切なこと
ここまで、ブロッコリー「夢ひびき」の特徴や栽培時期、育て方などについて、実際の栽培経験と写真をもとに解説してきました。
- 夢ひびきは一株から4~5個収穫できる夢のようなブロッコリー!成長が早く家庭菜園でも育てやすい
- 春まきは2/1〜3/20頃までに、秋まきは7/20〜8/20頃までに種をまく。育苗期間はポリポットで30日ほど。
- 植え付け後は防虫ネットを張るなど、病害虫対策は万全に
- 植え付けからおよそ2か月、直径15cmほどになったら初収穫!その後、わき芽を3~4つに絞り追肥する
- 初収穫から30日ほどで2個目以降の収穫開始!大きくなったものから順次収穫しよう
「夢ひびき」は、1株から4~5個も収穫できる”夢”のようなブロッコリーです!生育が早く初心者でも育てやすいので、家庭菜園にぜひおすすめしたい品種です。
害虫は良く発生するため、害虫対策はきっちり行いましょう!ここを抑えられれば、成功はグッと近づきます。
ぜひ本記事を参考にブロッコリー「夢ひびき」を育ててみましょう!













