ホウレンソウの有機栽培・育て方

葉もの

秋冬の時期に欠かせない葉もの野菜といえば、”ホウレンソウ”ですよね!特に冬は甘くて香りも良く、好きな人も多いのではないでしょうか。

ただし、ホウレンソウは葉物野菜の中でも鮮度が落ちやすいため、収穫してすぐ調理できる家庭菜園でぜひとも栽培したい野菜の一つです。

今回は、ホウレンソウの有機・無農薬による栽培方法・育て方をご紹介します!

おすすめ品種

まずは品種選びです。金太郎がオススメするのは、トキタ種苗の「寒味・極」という”ちぢみ”ホウレンソウです!その特徴はこんな感じです。

  • 葉巻き、葉の縮みがきれいに入る。葉色は極濃緑となり、光沢あり。
  • 葉肉が厚く、風味や甘みがあり、特に厳寒期の食味は最高!

食べてみると、特に葉肉の厚さと甘さにビックリします!結構甘くなるため、個人的には洋風料理が適しているような気がしています。

和食に使うと、「なんかちょっと違うぞ?」と感じることがあるかもしれません。葉も丸みを帯びていることから西洋種の性質が強いような印象ですし、料理も洋食との相性がいいのかもしれません。ベーコンやニンニクと炒めたり、クリーム系と合わせてみたり。アクが気になる場合はポタージュなどしっかり加熱する料理が良いと思います。葉が煮崩れしにくいところが良いです。

これはあくまでも個人的な感想なので、色々と試してみるのが1番かと思います!

栽培のポイント

  • 水はけがよく、土壌病害虫がいない土づくり
  • チッソの多いアミノ酸肥料で一気に育て上げる
  • 石灰を多めに施用してphをややアルカリ性に(ph6.5~7.0)
  • 土の乾かしすぎは品質低下のもと

石灰を多めに施用してphをややアルカリ性に(ph6.5~7.0)

基本的には「葉ものタイプ」と同じですが、ホウレンソウ栽培ではphに気を付けます。

ホウレンソウは酸性土壌に弱いため、石灰を多めに施用してアルカリ性に傾けましょう!

土づくり

まずは土づくりです。種まきの2週間ほど前に幅65cmの畝を立て、以下の肥料を鋤きこんでおきます。できれば太陽熱養生処理もしておくと良いでしょう。

  • 堆肥2kg/㎡
  • 卵殻200g/㎡
  • 有機発酵肥料200g/㎡
  • ミネラル類100g/㎡

ホウレンソウは基本的に冷涼な気候を好むため、春もしくは秋まきが主流です。今回は秋まきで、生育の過程で徐々に日差しが弱くなり、気温・地温が下がっていくことから、光合成が弱まります。

ですので、有機発酵肥料はしっかりやります。光合成の中核物質となる苦土も多めに鋤きこみましょう。

種まき

土づくりをしておいた畝に幅95cm、5列穴の黒マルチを張りました。

1穴に3粒ずつ蒔き、たっぷりと水をやりましょう!無事発芽が揃ってくれることを祈ります。

生育過程

種まきから2週間後の様子

種まきから2週間でこんな感じです!発芽して本葉が見え始めましたね。

種まきから1か月後の様子

種まきから1か月後でこんな感じです!

ホウレンソウらしくなってきましたね。東洋種と比べると西洋種は葉に丸みがあるものですね。

収穫!

種まきから2か月ほどで収穫です!

寒さを受けて甘味がぐっと増しております。葉に厚みもあり、葉も茎も美味しくいただきました。

ちぢみホウレンソウは横に広がる性質を持っているため、葉や茎が折れやすいので、取り扱いには気をつけてください!

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