家庭菜園でズッキーニを育ててみたいけど、「おすすめの品種が分からない」「ちょっと珍しい黄色いズッキーニにも挑戦してみたい!」と思っていませんか…?
そんな方にぜひおすすめしたいのが、「ゼルダ・ジャッロ」です!モザイク病に強くトゲも少ないので、家庭菜園でも育てやすい黄色のズッキーニなんですよ!
この記事では、金太郎が実際に栽培した経験や失敗談を交えながら、ゼルダ・ジャッロの特徴・家庭菜園でおすすめな理由・栽培カレンダーから、種まき(育苗)~収穫までの育て方・栽培方法を、家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します!
- ゼルダ・ジャッロの特徴と、家庭菜園でおすすめな理由
- 中間地での種まき時期・植える時期・収穫時期と、発芽適温・生育適温
- 育苗から株間1列80cmでの植え方と、人工授粉(受粉の仕方)のコツ
- 病気対策・害虫対策のポイントと、収穫のタイミング・収穫方法
ゼルダ・ジャッロとは|特徴・家庭菜園でおすすめな理由


| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 科名 | ウリ科 |
| 発芽適温 | 25~30℃前後 |
| 生育適温 | 18~25℃前後 |
| 栽培の難易度 | ★★☆ |
| 栽培時期(中間地) | 4~5月まき/5~6月植え付け/6~8月収穫 |
| 畝幅・株間 | 畝幅75cm・1列80cm間隔 |
| 連作 | 避ける(2~3年あける) |
ゼルダ・ジャッロは、つやのある鮮やかな黄色の実が特徴的なズッキーニの品種です!緑のズッキーニで人気の「ゼルダ・750Z」と同じ、トキタ種苗のゼルダシリーズの黄色版なんですよ。そんなゼルダ・ジャッロが、家庭菜園でおすすめな理由を3つ紹介します!
- モザイク病に強く、家庭菜園でも育てやすい!
- トゲが少なく、収穫や手入れの作業がしやすい!
- 鮮やかな黄色の実は、薄くスライスして生のままサラダにも使える!
ズッキーニの収穫作業は、葉や茎のトゲで腕がチクチクしがちですよね…。ゼルダ・ジャッロはトゲが少ないので、収穫や下葉かきがグッと楽になります!黄色い実は食卓も華やかにしてくれるので、緑のズッキーニと一緒に育てるのがおすすめですよ。
金太郎黄色い実は葉の間でもパッと目立つから、見つけやすくて採り遅れにくいのもうれしいポイント!
ゼルダ・ジャッロの栽培カレンダー(中間地ベース|種まき時期・植える時期・収穫時期)


ズッキーニは寒さが苦手なので、中間地では4~5月に種をまいて育苗し、遅霜の心配がなくなる5~6月に植え付けます。植え付けから約1ヶ月で収穫が始まり、6~8月まで次々と実をつけてくれますよ!種まきから収穫終わりまでの栽培期間は、約4ヶ月が目安です。
遅霜の心配がある時期に早く植え付けると、生育不良や枯れの原因になります。しっかり暖かくなってから植え付けましょう。
ゼルダ・ジャッロ栽培で準備するもの
- ゼルダ・ジャッロの種(または苗)
- 育苗用のポリポット・育苗培土
- 元肥(牛糞堆肥・カキ殻石灰・化成肥料)
- 追肥用の化成肥料または野菜を育てる液肥
- 穴なし黒マルチまたは白黒マルチ
- リキダス(植え付け時の活着促進用)
- 防虫ネット・支柱(植え付け直後の害虫対策用)
- 太めの支柱(直径16~20mm)・誘引ヒモ(株の誘引用)
- 病害虫対策の農薬(アルバリン粒剤・Zボルドー・フーモン)
- エックスエナジー(真夏の暑さストレス対策用)
- 移植ゴテ・ジョウロ・ハサミ・軍手などの基本の道具
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ゼルダ・ジャッロの育て方7ステップ(家庭菜園)
ゼルダ・ジャッロの具体的な育て方(栽培方法)は以下のとおりです。金太郎が実際に栽培している流れで、順番に詳しくご紹介していきます!
①苗を準備する(種まき・育苗の手順も紹介)
ゼルダ・ジャッロの苗を準備する方法は2つあります。
- 自分で種から苗を育てる(育苗期間:約3~4週間)
- ホームセンターやネットショップ等で苗を購入する
ゼルダ・ジャッロは苗で見かけることが少ない品種なので、種から自分で育苗するのがおすすめです!ここでは、金太郎が実践しているポットでの育苗手順をご紹介します。
ゼルダ・ジャッロの育苗手順




【発芽適温:25~30℃前後|発芽日数:4~7日程度】
ポリポット(直径10.5cm前後)に育苗培土を入れ、種を1粒ずつまきます。1粒まきなので間引きは必要ありません!1cmほど土をかぶせて軽く鎮圧し、発芽するまでは土を乾かさないよう水やりしましょう。
ズッキーニは発芽に高い温度が必要なので、気温が低い時期は保温して25℃前後を保つのがポイント!金太郎は、温度が足りない時は「愛菜花」や「農電園芸マット&農電サーモ」を使って、できる限り発芽適温に近づけるようにしています。


種まきから約3~4週間後、本葉が3~4枚になったら植え付け適期です!
苗の育て方・育苗の基本について知りたい方は、以下の記事で分かりやすくまとめています。
②植え付け1週間前までに土づくりをする
苗の準備と並行して、畑の土づくりをしていきます。


【作業時期:植え付けの1週間前まで(中間地で5~6月頃)】
植え付けの1週間前までをメドに、以下の元肥をすき込んでおきましょう。
- 牛糞堆肥 … 2~3ℓ/㎡
→[おすすめの牛糞堆肥はこちら!] - カキ殻石灰 … 150g/㎡
→[おすすめのカキ殻石灰はこちら!] - 化成肥料 … 100g/㎡
→[おすすめ化成肥料2選はこちら!]


畝ができたらマルチを張ります。金太郎は、5月上旬までの比較的涼しい時期に植えるなら穴なし黒マルチ、5月中旬以降の暑くなってから植えるなら白黒マルチを使っています。黒マルチで地温を確保し、暑い時期は白黒マルチで地温の上がりすぎを防ぐイメージです!
→[マルチの種類と選び方ガイドはこちら!]
→[マルチの張り方ガイドはこちら!]
家庭菜園における土づくりのやり方全般については、以下の記事で詳しく解説しています。
③株間1列80cm間隔で植え付ける
マルチの準備ができたら、以下の手順で植え付けしましょう!


マルチに株間1列80cm間隔で植え穴を掘ります。ズッキーニは葉を大きく広げるので、株間はゆったりとりましょう!
金太郎はこのとき、害虫対策として植え穴に「アルバリン粒剤…2g/株」を混ぜ込む(土壌混和する)ようにしています。植え付け初期のアブラムシなどを効率よく抑えてくれるんですよね…!
→[アルバリン粒剤の効果・使い方記事はこちら!]


水が引いたら、ポットから苗を取り出して植え付けます。



成長点が土に埋もれないように注意してね!


害虫対策として植え付け直後から防虫ネットを張ります。
→[防虫ネットの張り方はこちら!]
外すタイミングは、葉や茎が成長して、ネットの中がパンパンになってきた頃です。それまではネットの中で、アブラムシやウリハムシから守ってあげましょう!
④病害虫対策・水やり・追肥で日々の管理をする


植え付けが終わったら、収穫が終わるまで続ける日々の管理です。金太郎が実践している「害虫対策」「病気対策」「水やり」「追肥」を順番にご紹介します!
害虫対策
- パンパンになるまで防虫ネットを張っておく
- テデトール(手で取る)
- アブラムシには、フーモン(希釈倍率:1000倍)を散布
→[フーモンの効果・使い方はこちら!]
ズッキーニ栽培で特に注意したい害虫が「アブラムシ」と「ウリハムシ」です。そもそも害虫を侵入させないよう、パンパンになるまでは防虫ネットを張っておきます。
防虫ネットを外してからの害虫対策としては、アブラムシは数が少ないうちは手で取り、増えてきたらフーモンを散布して対処します。それでも防ぎ切れないときは、「アルバリン粒剤…1g/株」を株元に散布すると、しっかり抑えられますよ(ただし、収穫開始14日前まで)。ウリハムシは動きが鈍い朝のうちにテデトールして対処してます。



ゼルダ・ジャッロはモザイク病に強い品種だけど、完璧ではないからね。アブラムシを寄せつけないに越したことはない!
病気対策
- Zボルドー・フーモンを月に1回程度、予防的に散布
→[Zボルドーの効果・使い方はこちら!] - それでも発生してしまった株は、早めに取り除いて処分
ズッキーニで発生しやすい病気は、葉が白い粉をまぶしたようになる「うどんこ病」と、葉がまだら模様に縮れる「モザイク病」です。金太郎は予防第一で、「Zボルドー」と「フーモン」を月に1回程度、予防的に散布しています。それでも発生してしまった株は、周りに広げないよう早めに抜き取って処分しましょう。
農薬(各薬剤)はラベル記載の使用量・時期・回数を守り、ズッキーニへの登録と収穫前日数を必ず確認してから使いましょう。
水やり
畑の露地栽培では、基本的に雨まかせでOKです。ただし、ズッキーニは実の成長が早く水分をたくさん使うので、晴天が続いて土がカラカラになったら、株元にたっぷり水やりしましょう。この際、水に「エックスエナジー」を混ぜておくと、暑さストレスに耐えやすくなり、真夏でも株が元気に育ちますよ!
追肥
- 化成肥料 … 30g/㎡
- 野菜を育てる液肥 … 500倍に希釈
追肥は初収穫を終えたら2週間に1回を目安に行います。化成肥料か液肥のどちらか一方を与えればOKです。液肥なら水やりを兼ねて与えられるので手軽ですよ。



ゼルダ・ジャッロは実をどんどんつけてくれる分、肥料切れすると株が疲れやすいので、定期的な追肥で株の勢いを保とう!
⑤雌花が咲いたら人工授粉する(最初の2~3果は取り除く)
花が咲き始めたら、最初の雌花2~3個は小さいうちに取り除きましょう。まずは株をしっかり大きくすることを優先するためです。
その後、いよいよ人工授粉をしていきます!虫まかせでも実はつきますが、人工授粉をすれば確実に着果させられるのでおすすめですよ。


その日に咲いた雄花を摘み取り、花びらを外して雄しべをむき出しにします。


むき出しにした雄しべを、雌花の中心(めしべ)にちょんちょんとこすりつけます。これで受粉は完了です!
金太郎も、はじめてズッキーニを育てたときは虫まかせにしていました。すると、雌花は咲くのに実が途中でしおれて、先端から腐ってしまうことが続いたんです…。人工授粉を始めてからは、ほとんどの雌花がしっかり大きくなるようになりましたよ!



ズッキーニの花は朝に咲いて昼にはしぼんでしまうので、受粉は午前中(できれば朝9時頃まで)に行うのが成功のコツ!
⑥実が20~25cmになったら収穫!


【収穫時期:中間地で6~8月|収穫の目安:実の長さ20~25cm(開花後4~7日ほど)】
ゼルダ・ジャッロは、実の長さが20~25cmになったら収穫適期です!ズッキーニは実の成長がとても早く、夏場は1日で数cmも大きくなるので、収穫時期に入ったら毎日畑をのぞくようにしましょう。


収穫方法は、実の付け根をハサミで切るだけです。金太郎が育ててみて感じたのは、トゲが少ないので、葉をかき分けて収穫するときも腕がチクチクしにくいということです。黄色い実は葉の陰でも目立つので、採り忘れることも減りましたね!



取り遅れるくらいなら、少し小さめでも早めに収穫した方が良い。そのほうが株が疲れず、次の実もどんどんついてくれる!
花ズッキーニとして収穫するのもおすすめ


ズッキーニは、花が咲いた状態の小さな実を「花ズッキーニ」として収穫することもできます!花の中にチーズやひき肉を詰めてフリットにするのが、イタリアでは定番の食べ方なんですよ。
収穫するなら、花がしっかり開いている朝のうちに、実の長さが10cm前後の雌花を付け根から切り取るのがポイントです。花は傷みやすいので、収穫したらその日のうちに調理しましょう。



スーパーには出回らない、家庭菜園ならではの楽しみ方だね!
⑦下葉かきと支柱立てで株を支える
収穫が始まって株が大きくなってきたら、下葉かきと支柱立てで株を整えていきます。風通しが良くなってうどんこ病を防げるうえ、株が倒れにくくなるので、収穫も長く続けやすくなりますよ!


まずは地際に付いている葉です。地際の葉は、葉の部分だけを切り落とし、茎(葉柄)は残しておきます。残した茎が株元を支える「つっかえ棒」の役割をしてくれるので、雨風で株がグラつきにくくなるんです!


葉を切り落とすときは、ハサミの角度をなるべく水平にして切るのがコツです。斜めに切ると切り口のくぼみに雨水が溜まりやすく、そこから病気が入る原因になってしまいます。
地際より上に付いた葉は、実の下の葉を2~3枚まで残し、それより下の葉は根元から取り除きます。収穫が進むと株がどんどん上に伸びていくので、下葉かきはその都度こまめに行いましょう。
上へ成長するにつれて株が不安定になってきたら、太めの支柱(直径16~20mm)を株元に垂直に立てて、茎を誘引してあげます。
ゼルダ・ジャッロ栽培で失敗しやすい3つの原因と対策
ここまで育て方を紹介してきましたが、実際に育てるとつまずきやすいポイントもあります。ここでは、金太郎がズッキーニ栽培でとくに失敗しやすいと感じた3つの原因と対策をご紹介します!
①受粉不良で実が大きくならず、先端から腐る


まず多いのが、雌花がうまく受粉できず、小さな実がしおれて先端から腐ってしまう失敗です。未受粉の実は大きくならないので、梅雨時期など虫が少ないときは特に起こりやすいですね。
対策は、雌花が咲いたら、午前中のうちに人工授粉すること!金太郎も虫まかせをやめて人工授粉を習慣にしてから、この失敗がほとんどなくなりました。
②収穫が遅れて実が巨大化し、株が疲れる
次に多いのが、収穫が遅れて実が巨大化し、株が疲れて次の実がつきにくくなる失敗です。金太郎も、夏休みで3日ほど畑に行けなかったら、巨大ズッキーニができていたことがあります…。
対策は、実が20~25cmになったら迷わず収穫すること!畑に行けない日が続きそうなときは、少し小さめでも早めに採っておくのがおすすめです。



こん棒みたいなズッキーニをお見舞いするゾ!?
③大雨や強風で主枝が折れてしまう
もう1つ気をつけたいのが、大雨や強風で主枝(茎)が折れてしまう失敗です。ズッキーニは収穫が進むにつれて上へ伸びて頭が重くなり、結構折れやすいんですよね…。しかも、ズッキーニは基本的にわき芽が出ないので、主枝が折れたらその株の収穫はそこで終わってしまいます。
対策は、地際の茎を残して株元を安定させるとともに、太めの支柱を立てて誘引しておくこと!
ゼルダ・ジャッロ栽培でよくある質問(Q&A)
最後に、ゼルダ・ジャッロの栽培でよくある質問を紹介します。家庭菜園でつまずきやすいポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ:ゼルダ・ジャッロの栽培で大切なポイント
ここまで、ゼルダ・ジャッロの特徴、栽培カレンダー、育て方などについて、実際の栽培経験や失敗談を交えながら解説してきました!
- 中間地では4~5月に種をまき、5~6月に株間1列80cmで植え付け、6~8月に収穫します。
- アルバリン粒剤・防虫ネット・月1回の予防散布で、アブラムシやうどんこ病・モザイク病を防ぎます。
- 最初の2~3果は取り除き、その後の雌花は午前中に人工授粉します。
- 実が20~25cmになったら早めに収穫し、初収穫後は2週間に1回追肥します。
ゼルダ・ジャッロは、モザイク病に強くトゲも少ないので、家庭菜園でも育てやすい黄色いズッキーニです!「初期の実を摘む・人工授粉・予防第一」の3つさえ押さえれば、初心者の方でもたくさん収穫できるので、ぜひ本記事を参考に栽培にチャレンジしてみてください!
夏から育てたいおすすめ野菜の記事はこちら!
緑のズッキーニも育てたい方は、同じゼルダシリーズの「ゼルダ・750Z」がおすすめですよ!
また、ズッキーニ以外にも、夏から始めるおすすめ野菜を以下の記事でまとめて紹介しているので、あわせて参考にしてみてください!
家庭菜園の始め方を知りたい!畑で本格的に始めたい方へ!
本ブログ「金太郎の野菜づくり」では、家庭菜園の始め方を初心者向けにやさしく紹介しています!これまで200種類以上の野菜を育ててきた金太郎が、場所選びから収穫までを7ステップに分けて解説しているので、これから始める方はぜひご覧ください!
また、畑を持っていない方向けに、貸し農園「シェア畑」を利用して本格的に野菜づくりを始める方法も紹介しています。ぜひ金太郎と一緒に、畑での家庭菜園を楽しみましょう!
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