家庭菜園で野菜を育てるのには慣れてきたけれど、「ハーブも育ててみたい!でも何を選べばいいの…?」と迷っていませんか?
ハーブは野菜と違って、少し育てるだけで料理の幅が一気に広がる、家庭菜園のとっておきの存在です。摘みたての香りはスーパーで買うものとは比べ物にならず、一度味わうとやめられなくなりますよね…!
この記事では、これまで150種類以上の野菜・ハーブを育ててきた金太郎が、家庭菜園で育てやすいハーブの「選び方の3つのポイント」と、その基準をクリアしたおすすめハーブ10種類をまとめてご紹介します!
- 家庭菜園でハーブを選ぶときに押さえておきたい3つのポイント
- 家庭菜園におすすめのハーブ10種類とそれぞれの楽しみ方
- 各ハーブの難易度・栽培時期が一目で分かる
- ハーブを長く楽しむための、育てやすい環境づくりの基本
家庭菜園で育てやすい!ハーブ選びの3つのポイント
ハーブを育ててみたいと思った時、ついお店で見かけた珍しい品種に手を伸ばしたくなりますよね…?ですが、ちょっと待って!ハーブ選びを間違えると、育ちすぎて手に負えなくなったり、逆にうまく育たず枯らしてしまったり…ということが起こりがちです。
ハーブの中には、地中海原産で日本の高温多湿が苦手なものや、繁殖力が強すぎて畑を占領してしまうものなど、扱いに気を遣うものもたくさんあります。せっかく始めたハーブ栽培が面倒になってしまうのは、もったいないですよね…。
金太郎ハーブは「料理に使えてこそ」家庭菜園での価値が出てきますからね!
そこで、これまでさまざまなハーブを育ててきた金太郎が、「家庭菜園で失敗しないハーブ選びのポイント」を3つに絞ってご紹介します!このポイントをクリアしているハーブなら、無理なく育てて、毎日の食卓で楽しむことができますよ!
①日本の気候に合っていて育てやすい
1つ目のポイントは、日本の気候、特に高温多湿の夏と寒さの厳しい冬に対応できるハーブを選ぶことです。
ハーブの多くは地中海沿岸が原産地で、乾燥した気候を好みます。そのため、日本の梅雨や真夏の蒸し暑さで蒸れて枯れてしまうハーブも少なくありません…。逆に、寒さに弱いハーブは冬を越せずに失敗してしまうこともあります。
そこで、日本の気候にも順応しやすく、地植えでもプランターでも元気に育ってくれるハーブを選ぶことが、家庭菜園で長くハーブを楽しむための第一歩です!
②普段の料理にしっかり使える
2つ目のポイントは、普段の食卓で出番の多いハーブを選ぶことです。
せっかく育てたハーブも、料理で使いきれなければ意味がありません。あまり使わない珍しいハーブを選んでしまうと、収穫しても余らせてしまい、栽培のモチベーションも下がってしまいますよね…。



ハーブは「使ってこそ価値がある」ので、よく使うものを優先的に育てましょう!
和食・洋食・中華と、自分がよく作る料理にマッチするハーブを選べば、毎日のように摘み取って使えるので、新鮮な香りと味を存分に楽しめますよ!
③栽培管理がシンプルで手間がかからない
3つ目のポイントは、日々の手入れが少なく、栽培管理がシンプルなことです。
ハーブの中には、こまめな剪定や植え替え、繁殖を抑えるための株分けが必要なものがあります。これらの作業を適切なタイミングでこなすのは、家庭菜園を始めたばかりの方には少しハードルが高いですよね…。
であれば、植え付けたら基本的に放っておいても元気に育ち、必要な時に摘み取るだけで楽しめるハーブを選ぶのがおすすめ!お世話が少ないハーブを選ぶことで、無理なくハーブ栽培を続けられますよ。
家庭菜園におすすめのハーブ10選
ここからは、家庭菜園で育てやすく、毎日の料理で大活躍してくれるおすすめのハーブを10種類、まとめてご紹介します!
どれも金太郎が実際に育てて「家庭菜園にぴったり!」と感じたものばかり。採れたての香りはスーパーで買うものとは別格で、料理の仕上がりがワンランクアップすること間違いなしですよ!それぞれの育て方の詳細は個別記事のリンクから飛べるようにしているので、気になったハーブがあればぜひチェックしてみてくださいね。
①シソ(大葉)|和食に欠かせない万能ハーブ


難易度:★☆☆ | 栽培時期:5~7月植え付け/6~10月収穫 | スペース:1列30cm
シソは日本の気候にぴったりで、こぼれ種で毎年勝手に芽を出してくれるほど丈夫な、ハーブの中でもトップクラスに育てやすい存在です。一度植えれば翌年以降も楽しめるので、家庭菜園にとっておきたい一品!薬味・天ぷら・パスタにと、和洋問わず大活躍してくれますよね…!
②ルッコラ|ピリッとした辛味とゴマの香りが魅力


難易度:★☆☆ | 栽培時期:4~6月、9~10月まき/5~7月、10~12月収穫 | スペース:5列15cm
ルッコラは種まきから約30〜40日というスピードで収穫できる、ハーブの中でも特に育てやすい存在!ピリッとした辛味とゴマのような香りが特徴で、サラダ・ピザ・パスタに乗せるだけで一気に本格的な味わいになりますよね…!外葉から順番に摘み取っていけば、長く収穫を楽しめますよ。
▶ 詳しい育て方はこちら:[ルッコラの育て方 | 植え付けから収穫まで写真付き解説!]
③パセリ|彩りに使えて長く収穫できる


難易度:★☆☆ | 栽培時期:4~5月、8~10月植え付け/通年収穫 | スペース:3列30cm
料理の彩りに欠かせないパセリ(カーリーパセリ)は、一度植え付ければ1年間は収穫が楽しめる、コスパ抜群のハーブです!外側の葉から順番に摘んでいけば、次々と新しい葉が出てくるので、必要な分だけ少しずつ収穫できるのが嬉しいポイント。寒さにも強く、冬越しもできますよ!
④イタリアンパセリ|洋食で使いやすいフラットリーフ


難易度:★☆☆ | 栽培時期:4~5月、8~10月植え付け/通年収穫 | スペース:3列30cm
イタリアンパセリは、葉が平らな「フラットリーフ」タイプのパセリで、カーリーパセリよりもクセが少なくマイルドな風味が特徴。パスタ・スープ・肉料理の仕上げにバサッと使えて、洋食派の方には特におすすめです!パセリと同じく丈夫で、放っておいても1年は収穫できる頼もしいハーブですよ。
⑤バジル|夏のイタリアン料理に大活躍


難易度:★☆☆ | 栽培時期:5~7月植え付け/6~9月収穫 | スペース:1列30cm
バジルは日本の暑い夏が大好きで、ぐんぐん育ってくれる夏の主役級ハーブ!トマトとの相性は抜群で、カプレーゼやジェノベーゼソース、マルゲリータピザなど、夏のイタリアン料理で大活躍してくれますよね…!摘めば摘むほどわき芽が出てワサワサ茂るので、収穫量にきっと驚きますよ!
▶ 詳しい育て方はこちら:[バジルの育て方 | 植え付けから収穫まで写真付き解説!]
⑥タイム|肉料理・魚料理に万能の常緑ハーブ
難易度:★☆☆ | 栽培時期:3~5月、9~10月植え付け/通年収穫 | スペース:2列30cm
タイムは常緑性で一年中収穫でき、乾燥を好み病害虫にも強い、初心者向けの優秀ハーブ!肉料理・魚料理・スープ・煮込みと用途が広く、料理にちょっと加えるだけで一気にプロっぽい仕上がりになりますよね…!コンパクトに育つので、小さなスペースでも栽培できるのが嬉しいポイント。苗から植え付けるとスムーズですよ。
⑦ミント|ハーブティーやデザートで大活躍


難易度:★☆☆ | 栽培時期:4~5月、9~10月植え付け/5~10月収穫 | スペース:プランター推奨
ミントは育てやすさは最強クラスで、ハーブティー・モヒート・デザートと用途も豊富な人気ハーブ!清涼感のある香りは、夏場のドリンクやスイーツのトッピングに最高ですよね…!ただし繁殖力がとても強く、地植えにすると畑全体に広がってしまうので、プランター栽培にするか、根止めをした地植えにしましょう。



ミントは「畑の侵略者」とも呼ばれるほど…!プランター栽培で安全に楽しもう!
⑧ローズマリー|植えっぱなしでOKの常緑ハーブ
難易度:★☆☆ | 栽培時期:3~5月、9~10月植え付け/通年収穫 | スペース:1列40cm
ローズマリーは常緑性で一年中収穫でき、植えっぱなしでもどんどん大きく育ってくれる頼もしいハーブ!肉料理の風味付けには欠かせず、特にチキンやラム肉との相性は抜群です。乾燥を好み病害虫にも強いので、ほぼ放任でも育つ初心者向けの優秀ハーブですよ!苗から植え付けるとスムーズです。
⑨チャイブ|薬味で日常使いできる多年草ハーブ
難易度:★☆☆ | 栽培時期:4~5月、9~10月植え付け/通年収穫 | スペース:3列30cm
チャイブは多年草で一度植えれば毎年収穫でき、寒さにも強い、日本の気候にぴったりのハーブ!細ネギのようなマイルドな風味で、薬味としてお味噌汁・卵料理・サラダ・スープと、和洋問わず日常使いできるのが嬉しいポイント。初夏には紫色のかわいい花も咲き、観賞用としても楽しめますよ!
⑩フェンネル|爽やかな甘い香りが魚料理にぴったり


難易度:★★☆ | 栽培時期:3~4月、8~9月植え付け/6~7月、11~12月収穫 | スペース:2列30cm
フェンネルはアニスのような爽やかで甘い香りが特徴のハーブ。羽のような繊細な葉は魚料理の臭み消しに最高で、サラダやマリネに添えるだけで一気にオシャレな仕上がりになりますよね…!背丈が高くなるので、畑の奥や端に植えるのがおすすめですよ。
▶ 詳しい育て方はこちら:[フェンネルの育て方 | 植え付けから収穫まで写真付き解説!]
ハーブを長く楽しむための環境づくりの基本(おさらい)
家庭菜園におすすめのハーブをご紹介してきましたが、どんなに育てやすいハーブを選んでも、育つ「環境」が整っていなければうまく育ちません。
とはいえ、難しく考える必要はありません!金太郎の野菜・ハーブづくりでは、無駄な作業を省いてシンプルに楽しむための基本ルールを設けています。ここで少しだけおさらいしておきましょう。
「予防第一」の土づくりと元肥一発
家庭菜園で失敗する大きな原因は、土づくりと病害虫の発生です。これを防ぐために、金太郎は「予防第一」をおすすめしています!
ハーブも野菜と同じように、種まきや植え付けの前にしっかり土づくりを行い、最初に必要な栄養をすべて入れる「元肥一発(追肥なし)」を基本としています。ハーブは特に肥料を与えすぎると香りが弱くなることがあるので、控えめに育てるくらいがちょうど良いですよ!
→[家庭菜園の土づくり完全ガイドはこちら!]
→[家庭菜園の害虫対策ガイドはこちら!]
→[家庭菜園の病気対策ガイドはこちら!]
資材の統一で作業をシンプルに
ハーブごとに違うサイズの畝やマルチを用意するのは手間ですし、管理も大変になりますよね…。
そこで、金太郎流では「畝幅は75cm」「マルチ幅は95cm」にすべて統一しています。畝幅75cmに対して95cmのマルチを使えば、両端10cmほどを土に埋める余裕があり、きれいに張ることができます。畝幅が統一されると、トンネルや支柱もおのずと1サイズに絞り込まれるので、無駄な資材を買い揃える必要はありません!
→[マルチの種類と選び方ガイドはこちら!]



規格を統一して、なるべくシンプルな畑づくりを心がけよう!
まとめ
ここまで、家庭菜園で育てやすいおすすめのハーブを10種類、まとめてご紹介してきました!
金太郎が大切にしている 「畝幅75cm・元肥のみ・極力間引きをしない・予防第一」 の栽培スタイルを意識すれば、ハーブも元気に育ってくれます!各ハーブの詳しい育て方は個別記事で解説していますので、気になるハーブがあればぜひチェックしてみてください。
最後に、家庭菜園のハーブ栽培をさらに深く楽しみたい方向けに、関連記事を紹介します。家庭菜園の基本を押さえたい方も、ハーブと一緒に育てる野菜選びをしたい方も、ぜひ参考にしてみてください!
家庭菜園の基本から学ぶなら「始め方完全ガイド」へ
「そもそも家庭菜園って何から始めればいいの?」という方には、こちらの記事がおすすめ!
場所選び(畑・庭・プランター)から必要な道具、土づくり、種まき・植え付け、日々の管理、収穫まで、家庭菜園の7ステップを順番にまとめています。本記事で紹介したハーブを実際に育てる前に、一度目を通しておくと安心ですよ!
季節ごとのおすすめ野菜・初心者向け野菜の記事はこちら
ハーブと一緒に育てる野菜選びに迷っている方は、季節ごとにまとめたおすすめ野菜の記事もぜひチェックしてみてください!家庭菜園は1年を通して楽しめるので、その時期にあった野菜を選んでハーブと一緒に育てると、食卓がさらに豊かになりますよ。



「まずは絶対に失敗したくない!」という方には、季節を問わず育てやすい野菜を集めた「初心者向けおすすめ野菜」記事もおすすめ!






