Zボルドーの使い方を解説 | 家庭菜園の病気予防におすすめな理由

野菜づくりのコツ

家庭菜園をしていると必ずと言っていいほど悩まされるのが、病気対策。葉の表面が白く粉を吹いたり、変な模様が出てきたり…放っておくと腐ったり枯れてしまったりして非常に厄介ですよね…。だからといって、「どの農薬を選べば良いか分からない」「農薬の使い方が分からない」「化学農薬を使うのはちょっと…」なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこでオススメしたいのが「Zボルドー」!幅広い病気に有効な万能殺菌剤で、上手く使えば大切な野菜たちを病気から守ることができますよ!

そこで本記事では、Zボルドーの効果や使い方、注意点などについて、家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します。

金太郎
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この記事は、以下のような人におすすめ!

  • 幅広い病気に効く農薬を教えてほしい
  • Zボルドーの効果・使い方を知りたい
  • 家庭菜園だし、化学農薬を使うのは避けたい
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Zボルドーとはどんな農薬?

Zボルドー
Zボルドー

Zボルドーは銅の力で病気を予防するボルドー剤(殺菌剤)の一つです。家庭菜園でもよく発生する糸状菌(カビ由来の病気)と細菌性の病気、どちらにも幅広く効果があります。

ボルドー剤の中でもZボルドーは、野菜類をはじめ登録されている野菜が多く、他品目を育てる家庭菜園にも使いやすいのが大きな魅力です。

さらに、Zボルドーは有機栽培でも使用することができます。「有機栽培したいけど、病気対策もしっかりしたい」という方にとっても安心できる殺菌剤です!

 



どんな病気に使える?Zボルドーの効果と特徴

Zボルドーにはどのような効果や特徴があるのでしょうか?順番に詳しく説明していきます!

 



①なぜZボルドーで病気を防ぐことができるか?

そもそも、なぜZボルドーで病気を防ぐことができるのでしょうか?

Zボルドーを散布すると、葉や茎など植物の表面に細かい銅の粒子が付着します。銅粒子は雨や露、病原菌が分泌する有機酸などで徐々に溶けて「銅イオン」となります。この銅イオンが病原菌(カビや細菌)の生命活動に不可欠な酵素を酸化・阻害することで、病原菌の生育や侵入を防ぎます。

金太郎
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要するに、「病原菌の働きを根本からブロック」してくれる。

さらに、葉の表面を覆うこと自体でも物理的に病原菌の侵入を防ぐバリアとなります。加えて、銅イオンによる刺激で植物自身の抵抗力も高まることが確認されています。

このように、「銅イオンの殺菌力+植物表面を物理的コーティング+植物の免疫力アップ」の総合的な作用で、Zボルドは病気を予防・防除できるのです!

②Zボルドーは幅広い病気に有効

カビ(糸状菌)による病気べと病、うどんこ病、さび病、疫病、白かび病、炭疽病など
細菌(バクテリア)による病気斑点細菌病、褐斑細菌病、黒腐病、黒斑細菌病、軟腐病など
Zボルドーの主な適用病害虫名

こちらは、Zボルドーが効果を発揮してくれる病気の一覧です。

このように、Zボルドーは糸状菌(カビ由来の病気)と細菌性の病気、どちらにも幅広く効果があります!

※詳しい適用内容はこちらをご覧ください。

③Zボルドーは幅広い野菜に使える

葉ものキャベツ、はくさい、ブロッコリー、カリフラワー、レタス類(玉レタス・サニー・リーフ)、ほうれんそう、こまつな、チンゲンサイ、春菊 など
実ものトマト・ミニトマト、なす、ピーマン・ししとう、きゅうり、メロン、すいか、かぼちゃ、ズッキーニ、いんげんまめなど
根ものだいこん、かぶ、にんじん、ごぼう、じゃがいも など
Zボルドーの主な適用作物名

こちらは、Zボルドーが使える野菜の一覧です。

Zボルドーは野菜類をはじめ、いも類、豆類など幅広い野菜に登録があり、家庭菜園で育てるものは一通りカバーされています!

※詳しい適用内容はこちらをご覧ください。

 



家庭菜園でZボルドーをおすすめする理由3つ

Zボルドーは家庭菜園の病気対策としておすすめできる農薬です。その理由を順番に説明してきます!

 



①野菜類全般に使用できて汎用性が高い

Zボルドーは野菜類をはじめ、いも類、豆類など家庭菜園の野菜たち全般に使用することができます!

一般的な化学農薬を使う際に悩まされるのが、適用作物のチェック。うちの家庭菜園で栽培している野菜が登録されている農薬はどれなのか、と一つ一つ確認するのは大変ですよね…。頑張って確認した上で購入したとしても、家庭菜園では少ししか栽培しないので使い切れず、余った農薬が倉庫に溜まっている人も多いはず…。

金太郎
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適用作物は追加・削除されたりするので、定期的に確認する必要もある。

一方で、Zボルドーは野菜類をはじめ、いも類、豆類などで農薬登録されているので最強!いちいち適用作物を確認しなくて済みます。また、家庭菜園で栽培する野菜に幅広く使えるので、余らせにくくなることも嬉しいポイント!

多品目を少量ずつ栽培したい家庭菜園だからこそ、汎用性の高いZボルドーがオススメです!

②収穫前日まで何回でも使ってOK!

Zボルドーは収穫前日まで何回使ってもOK!

一般的な化学農薬を使う上で、これまた悩まされるのが使用時期や使用回数の遵守。農薬は適用表どおりに使用しなければなりませんので、面倒であってもこれらは必ず守らなければなりません。

そうは言っても、家庭菜園を楽しむ方にとって農薬ごとに定められた適用表を正しく理解して、一つ一つの野菜に使用していくのはかなりハードルが高いですよね…。

ここでも最強なのが、Zボルドー!使用時期は収穫前日まで、使用回数の制限はありませんので、心置きなくいつでも何回でも散布できます!

※ただ、散布し過ぎると銅濃度が上がり薬害が出る恐れがあるので注意しましょう。

③有機栽培でも使用可能

Zボルドーは有機栽培でも使用できる農薬です!

Zボルドーは日本の有機農産物栽培の基準(JAS)に適合しています。「化学農薬はちょっと…」という方にとっても、Zボルドーは安心して使えますよ!

 



Zボルドーの散布に必要なもの

  • Zボルドー
  • 展着剤
  • 噴霧器(少量の場合はスプレーボトルでもOK)
  • スポイト
  • はかり
  • 計量カップ(多めに作る場合)

Zボルドーはどこで売ってる?

Zボルドーは皆さんの身の回りのホームセンターやネット通販で販売されています。

ネット通販の場合は、以下より購入いただけます!

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Zボルドーの使い方5ステップ

Zボルドーの使い方は以下のとおり。順番に紹介していきます!

 



①水を用意する

Zボルドーを希釈する水を用意します。

作る液量は「1㎡あたり100~300ml」が目安です。Zボルドーの希釈倍率は基本500倍なので、500ml単位で作るのがおすすめ!

多めに作る場合は、先に計量カップで希釈すると良い

なお、散布液を多めに作る場合(例えば3リットル以上など)は計量カップを使うと良いですよ!先に計量カップ内の少量の水で希釈して、最後に残りの水を加えると扱いやすいです。

②展着剤を入れる

先に展着剤を入れる

①で用意した水に「展着剤」を入れます。規定量をスポイトなどで測り、よく混ぜましょう。

以下、希釈倍率別の展着剤の規定量の目安です。

希釈倍率が500倍の場合:水1リットルに対して2ml

希釈倍率が1000倍の場合:水1リットルに対して1ml

展着剤は必須ではないものの、薬剤が葉っぱにムラなくしっかり付着するのを助けてくれる役割があります。

金太郎
金太郎

入れる順番は「展着剤(テ)」→「乳剤(ニ)」→「水和剤・水溶剤(ス)」の順で「テニス」と言われている。

 



③Zボルドーを入れる

必要な量を測る
Zボルドーを水に入れる
良く混ぜる

【希釈倍率:500倍】

次にZボルドーを②に入れます。Zボルドーを野菜類に使う場合の希釈倍率は基本500倍です。

水1リットルに対してZボルドー2gを計量スプーンで測り、②に入れてよく混ぜましょう。

④噴霧器に流し込む

噴霧器に流し込む

③の散布液を噴霧器に流し込みます。計量カップなど少量の水で希釈した場合は、残りの水も追加してよく混ぜます。

⑤散布!

葉の裏面にもしっかり散布する
葉の裏面にもしっかり散布する

防除したい野菜に散布しましょう!散布の際は、葉の裏側にもしっかりかけるようにしてください。

また、作った散布液はそのまま置いておくと効果が低下したり薬害が生じる恐れがあるので、その日のうちに使い切るようにしてください。

 



Zボルドー使用時の注意点

ここまで、Zボルドーの使い方などを解説してきましたが、使用する上で知っておきたい注意点が4点あります。

 



①病気が出てからでは遅い!予防的散布が効果的

病気が出てからでは遅い
病気が出てからでは遅い

Zボルドーは病気が出る前から予防的に散布しましょう!

Zボルドーは植物の表面に薬剤の膜を作って病原菌の侵入を物理的に防ぐことで効果を発揮します。裏を返すと、病原菌が植物の中で広がった状態で、その外側から薬剤の膜を作っても効果は薄くなってしまいます。

家庭菜園では病気が出てから対策を考えがちですが、意識をガラッと変えて、「病原菌の侵入を未然に防ぐ」ことを第一に予防的に散布しましょう。

金太郎
金太郎

病気が出ていなくても予防的に散布するよう心がける

②幼苗や発芽したばかりの散布は避ける

幼苗や発芽したばかりの散布は避ける

Zボルドーは植物がある程度大きくなってから散布するようにしましょう!

まだ幼い苗や発芽したばかりの状態で散布すると、葉が黄色くなったり硬くなる薬害が発生する可能性があります。薬害を防ぐため、ある程度大きくなってから(生育中期以降に)散布するのが無難です。

③高温時の散布は避ける

高温時の散布は避ける

高温時での散布も避けるようにしましょう!

薬害は高温期にも出やすいとされています。特に、真夏の昼間は気をつけたいところ。真夏など高温期に散布する場合は、朝や夕方などの涼しい時間帯を狙うようにしてください。

④BT剤との混用は避ける

BT剤との混用は避ける

Zボルドーを他剤と混用する際、ゼンターリなどのBT剤は避けましょう!

ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬です。BT菌が居てこそ有効で、殺菌されてしまっては元も子もありません。Zボルドーなど強アルカリ性の薬剤には殺菌作用があり、混用するとBT菌がやられてしまうので、混用は避けましょう。

金太郎
金太郎

同時散布(別々に液を作って同じタイミングで散布)も控えたほうが良い。

 



まとめ

ここまで、Zボルドーの効果や使い方、注意点などについてご紹介しました。

まとめ

Zボルドーは殺菌剤の一つで、家庭菜園でもよく発生する糸状菌(カビ由来の病気)と細菌性の病気、どちらにも幅広く効果がある

Zボルドーは野菜類全般に使用できて汎用性が高く、収穫前日まで何回でも使ってOK!有機栽培にも使え、家庭菜園でもオススメ!

希釈倍率は基本500倍。葉の裏面にもしっかり散布する

展着剤を加えるとより高い効果が期待できる

病気が出てからでは遅い!予防的散布を心がける

「うちは家庭菜園だし農薬は使わなくて良いや…」「家庭菜園だから病気にかかってもしょうがないよね」ではなく、”家庭菜園だからこそ”立派な野菜を収穫して、その喜びをみんなで感じ合いたいじゃないですか!農薬に頼るところは頼ってみると、新たな気づきを得るかもしれませんよ…?

ぜひZボルドーを使って、病気から野菜を守って立派に育てましょう!

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