カブって、毎日食べる事はないですけど、たまに食べるとめっちゃ美味しいですよね。特に個人的に大好きな料理は味噌汁ですね!少し大きめに切り、角が少し崩れるくらいまで煮込むと良いです。味噌汁のだしがカブの甘さを引き立ててくれるような感じがして最高です!葉や茎を一緒に入れても食感や色味に幅を持たせてくれますし、美味しくいただけますよ。
そんなカブの栽培方法・育て方をご紹介します!
おすすめ品種
カブでおすすめの品種は、やはり「白馬」(武蔵野種苗)ですね。特徴はこんな感じです!
- 肉質は緻密で柔らかく、糖度も高い。色は純白で光沢あり
- サラダ用カブとして、また浅漬け、ぬか漬け、味噌汁等にしても美味
栽培していると、その肌の白さに目を惹かれます。名前にも「白」とあるように色は純白となり、表面は非常に滑らかなのも印象的です。
この他、ナント種苗の「もものすけ」という品種もおすすめですよ!こちらは手で皮がむけて、果肉はやわらかくて甘くジューシーな桃です!半分嘘ですが、半分本当です(笑)。詳しくは↓のページで紹介しておりますので、ご覧ください。
栽培のポイント
- 生育初期で葉茎を充実させる
- 石灰の量を調節し、根割れを防ぐ
カブをはじめ、根もの系の野菜でのポイントは上の2つです。
1.生育初期で葉茎を充実させる
可食部である根は、葉や茎で作られた養分を蓄えて大きく肥大することになります。そのため、まずは初期に葉を大きく、また枚数も充実させることによって盛んに光合成を行ってもらうことを狙います。
そこで、根が肥大してくる頃までを目安に、比較的即効性高いのチッソを効かせられるような肥料を選びましょう。
2.石灰の量を調節し、根割れを防ぐ
石灰もしっかり施します。石灰は根の表皮を守る重要なミネラルで、土壌病害虫の被害を防ぎます。表面が虫なんかにかじられていると嫌ですもんね(実際には糖度もあるせいか、防ぎきるのは難しいです…)。
土づくり
まずは土づくりですね。あらかじめ土づくりをしておいた畝に幅95cmで5列穴の黒マルチを張りました。鋤きこむ肥料は以下のとおりです。可能であれば、太陽熱養生も行うと良いでしょう。
- 堆肥2kg/㎡
- 卵殻200g/㎡
- 有機発酵肥料200g/㎡
- ミネラル類60g/㎡
種まき
マルチを張った畝に種を蒔いていきます!
カブは5つの穴すべてに3粒ずつ蒔いていきます。種はまさにアブラナ科のタネって感じがしますね。
蒔き終わったら土を被せて軽く鎮圧し、水をたっぷりとやって、すぐに防虫ネットをかけます。
成長過程①
種まきから2週間が経過するとこんな感じです!
カブの発芽は本当に早いです。早いものだと蒔いて2日後から発芽し始めます。3~4日経つと大体発芽していますね。アブラナ科の中でも特に早いです。
とりあえず、綺麗に発芽が揃ってくれてまずは一安心ですよね。
さらに1週間が経過するとこんな感じ!
なんと、根元に白いふくらみを発見!!めちゃめちゃ可愛いくてたまりません。順調に育ってくれな。
さらに1週間が経つとこんな感じ。葉がかなり茂ってきます。
上から見るとこんな感じです!黒マルチが見えないくらいほどです。
この種まきから約1か月くらいの間に、葉やそれを支える茎を充実させておきたいですね。
他品種との比較
ここで、他の品種との違いを見てみたいと思います。実は、白馬の隣に「もものすけ」という赤カブを栽培しておりました。同日に種を蒔きましたが、よく見てみると色々と違うのです。
右が「白馬」で左が「もものすけ」です。まず気が付くのが葉色の濃さですね。白馬の方が濃く、もものすけの方が薄いです。また、葉数も白馬の方が多いように感じますね。
角度を変え、横から見てみます。手前が白馬で、奥がもものすけです。白馬の方が背が10cmほど低いでしょうか。白馬の方が小さくてガッチリしている、というような印象です。
こうやって異なる品種を隣同士で比較しながら栽培するのも楽しいです!
成長過程②
種まきから1か月半の様子はこんな感じです!
見た目はもうカブです。ただ、ちょっと小さいので、もうひと踏ん張りといったところです。頑張れ!
収穫!
いよいよ収穫です!種まきからおよそ2か月。いやー、短いようで長いものですね。
種まきでは1つの穴に3粒ずつ蒔きました。あえて間引きをせずに栽培すると、多くの穴で3株すべてが成長してくれます。
ここで注目したいのが、成長が必ずしも揃わないことです。
よく見ると、収穫適期のものもあれば、まだ小さいものもあります。家庭菜園では、この差を利用して大きいものから収穫していくことで、収穫期を長く確保できますので、3粒蒔きがおすすめですよ!
白馬よ、君はなんて美しいんだ…。洗ってみると、その肌の滑らかできめ細かいこと。見てられません。
葉っぱもぴんぴんですので、できるだけ葉付でお楽しみください!
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