紅あずまの育て方 | 家庭菜園での植えつけ時期・苗の植え方・収穫時期を写真付き解説!

根もの

甘くてホクホク、みんな大好き紅あずま!いざ家庭菜園で栽培しようとすると「紅あずまの育て方が分からない」「植えつけた直後に苗が枯れた」「つるばかり伸びてイモが太らない」なんて悩んでいませんか…?

紅あずま栽培は簡単そうで意外と難しいですが、コツさえ掴めれば家庭菜園でも十分栽培可能です!実際、金太郎も栽培してみましたが、家庭菜園でも立派な紅あずまを収穫することができました!

そこで本記事では紅あずまの育て方について、金太郎の実体験や自ら撮影した写真を交えながら、家庭菜園初心者向けに分かりやすく紹介します。

苗の植え方や収穫時期、失敗しやすい原因と対策までしっかり解説しますので、これから紅あずま栽培に挑戦してみたい方はぜひ参考にしてください!

この記事で分かること
  • 紅あずまの特徴と家庭菜園で育てやすいポイント
  • 自分の地域での植えつけ時期と家庭菜園向け栽培カレンダー
  • 失敗しやすいポイントと対策5つ(寒さ・過湿・高温乾燥・多肥・成長しない・収穫遅れ)
  • 家庭菜園初心者でも失敗しない!植えつけ~収穫時期までの具体的な育て方
  • 甘くするための収穫後の追熟期間と貯蔵方法のコツ



紅あずまとは | 特徴・家庭菜園で育てやすいポイント

紅あずま
項目ポイント
科名ヒルガオ科
生育適温25~30℃
栽培の難易度★★☆☆
栽培適期(中間地)5~6月植え/9~11月収穫
植えつけ~収穫までの日数100~120日
畝幅・株間畝幅65cm・1列30cm間隔
収穫の目安葉や茎が全体的に黄色っぽくなってきた頃
紅あずまの基本データと栽培のポイント

紅あずまは「これぞサツマイモ!」という昔ながらの定番品種です。最近はねっとり系の品種がブームですが、紅あずまはホクホク系の代表的な品種で、口に入れるとほろっと崩れつつ、程よくしっとり感もあって甘すぎないけどちゃんと甘いバランスの良さがたまりません…!

天ぷらや煮物、大学芋はもちろん、スイートポテトなど和洋どちらの料理にも合わせやすく、日常使いにはもってこいのサツマイモです。

サツマイモ全般に共通することではありますが、金太郎が栽培してみて実際に感じた紅あずまの特徴・家庭菜園でも育てやすいポイントをご紹介します!

高温・乾燥に耐えられる

35℃以上の猛暑日が毎日のように続く夏でも、紅あずまは耐え抜いてくれます!近年の猛暑により夏野菜ですらやられる中、真夏でも栽培できる頼もしい野菜の一つです。

栽培の手間が少なく管理が楽

紅あずまは病害虫の発生が少なく、植えつけ後は数回の手入れで収穫できるため、他の野菜に比べて日々の管理が楽!家庭菜園でも無理なく栽培することができます。

貯蔵できるので長く楽しめる

家庭菜園をしていると、「自分たちでは食べきれない程できちゃった」なんて経験ありませんか?せっかく育ってくれたのに、食べ切れないともったいないですよね。

ただ、紅あずまは心配ご無用!収穫後に長期保存できるので、作り過ぎても無駄にすることはありません



紅あずまの栽培カレンダー(地域別 | 家庭菜園での植えつけ時期)

紅あずまは寒冷地・中間地・暖地いずれの地域でも「初夏植え秋どり」の作型で栽培することができます。

中間地の場合、5月上旬~6月下旬に植えつけします。植えつけるとまずはツルをぐんぐん伸ばし、そこで光合成して作った養分を根に貯め込んでいきます。そして9月下旬~11月下旬に丸々太ったイモを収穫するイメージになります!



紅あずま栽培で失敗しやすい5つの原因と対策

紅あずまの育て方を解説する前に、家庭菜園初心者が失敗しやすい5つの原因と対策をご紹介します!

①早植えすると寒さで枯れる

サツマイモは熱帯原産で寒さに弱いので、まだ寒い時期に植えつけると根が動かず、そのまま枯れやすくなります。特に植えつけ後の遅霜には要注意!一発でヤられます…。

植えつけは最低気温が安定して2桁になる頃まで待ち、「暦より地温」を合図にして植えつけると失敗を減らせます。

②過湿が続くと根腐れ・生育不良に

紅あずまは過湿に弱く、土の中がいつもジメジメしていると根腐れや生育不良になりやすい野菜です。特に水はけの悪い場所や長雨が続く環境では要注意!「ツルは伸びたのにイモが太らない」「掘ったら傷んでいた」という不作パターンにつながりがちです。

栽培のコツは「高さ20〜30cm程でかまぼこ型の高畝」にすること。排水性・通気性が高まり、イモが縦方向にも太りやすくなります!

③植えつけ直後の高温・乾燥で苗が枯れる

さつまいも栽培に欠かせないマルチは地温を上げてくれる一方、晴れると表面温度が上がりすぎてしまいます。高温に熱せられたマルチ下の空気は熱風となり、植えつけ穴から上空に逃げていく過程で苗を直撃!その結果、活着する前に成すすべなく高温と乾燥で枯れてしまうことが多々あります…。

金太郎
金太郎

ここがさつまいも栽培で一番失敗しやすい原因だと思う。

マルチが高温にならないよう、植えつけは雨が降る前やくもりの日が何日か続くタイミングに行うのが理想的です。どうしても難しい場合は、不織布などを被せて直射日光をやわらげると活着しやすくなります!

④肥料の入れ過ぎでつるボケに

肥料や堆肥を多く入れ過ぎると、ツルと葉ばかり繁ってイモが太らない「つるボケ」になりがちです。

ついたくさん肥料をあげたくなるところではありますが、紅あずま栽培では元肥を控えめにするのがコツです!

⑤収穫が遅れると霜にヤラれる

紅あずまは寒さに弱いので、収穫が遅れ霜が降りるとツルや葉が黒くなりイモも傷んでしまいます。

お住まいの地域の初霜時期から3~4か月以上前には植えつけを終え、遅くとも霜が降りる前に収穫を終えられるよう、逆算して作付計画を考えておくと安心ですよ!



紅あずま栽培で準備するもの

  • 紅あずまの苗
  • 元肥
    • 堆肥 … 3ℓ/㎡
    • 化成肥料 … 20g/㎡ (または有機発酵肥料 … 40g/㎡)
    • かき殻石灰 … 150g/㎡
  • 黒マルチ(幅95cm・穴なし)

紅あずまの苗はどこで売ってる?

紅あずまの苗は、ホームセンターの種苗コーナーやネット通販などで販売されています。ゴールデンウイーク前後の植えつけ時期にしか出回らないので、逃さないように注意しましょう!

金太郎
金太郎

ネット通販なら「てしまの苗屋」がおすすめ!10本単位で販売されていて、他品種もまとめて一緒に購入できる。



紅あずまの育て方6ステップ(家庭菜園向け)

紅あずまの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!

①丈夫な苗を準備する

まず、丈夫な紅あずまの苗を準備します。苗の選び方のポイントは以下の通りです。

  • 茎がしっかり太い
  • 節と節の間が詰まっている
  • 葉が濃い緑色でツヤがある

逆に、「茎が細い」「節間が長くひょろひょろしている」「葉が黄色っぽい」苗は植えつけしても失敗しやすいので避けた方が無難です。

②植えつけ1週間前までに土づくりする

植えつけの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきます。

元肥
  • 堆肥 3ℓ/㎡
  • 化成肥料 20g/㎡(または有機発酵肥料 40g/㎡)
  • かき殻石灰 150g/㎡
紅あずま栽培は高畝にする

元肥をすき込んだら幅65cm・高さ30cmでかまぼこ型の高畝を立て、マルチを張ります。寒さには弱いので、地温を上昇できる「黒マルチ」がおすすめ!

金太郎
金太郎

紅あずまは多湿を嫌うので、高畝にするのがポイント!かまぼこ型にすると雨が流れ落ちやすくなる。



③苗の植え方は幅65cmの畝に1列・株間30cm

紅あずまの苗
紅あずまの植え方は幅65cmの畝に1列・株間30cm

【生育適温:25~30℃】

紅あずまの植えつけ時期は、遅霜の心配が無くなり最低気温が安定して10℃以上となってくる頃が目安です。植えつけのポイントは「苗をしっかり活着させること」。雨が降る前やくもりの日が何日か続くタイミングに行うのが理想です!

苗の準備ができたら、畝幅65cmの1列・株間30cm間隔で植えつけします。苗の植え方は色々ありますが、斜め45度に差し込む「斜め植え」がおすすめ!その手順をご紹介します。

苗の植え方の手順
  • STEP①
    支柱で植えつけ穴を掘る

    まず、植えつける箇所に支柱を斜め45°で差し込み、穴を掘ります。

  • STEP②
    苗を畝に差し込む

    苗を斜め45°の角度で畝に差し込みます。この時、埋めるのは下から3~4節目までが目安。葉と成長点は外に出すように注意しましょう!

    金太郎
    金太郎

    埋めた節にイモができる!

  • STEP③
    植えつけ穴に土を被せる
    紅あずま苗の植えつけ穴は必ず土で塞ぐ

    植えつけ穴が空いたままの場合、マルチ下で高温に熱せられた熱風が上に吹き出し、苗が焼け死んでしまうことがあります。植えつけ穴は必ず土で塞ぐようにしてください!

    金太郎
    金太郎

    苗が活着すれば安心できる。活着するまでの約1週間が勝負!

  • STEP④
    たっぷり水やりする
    紅あずま苗にたっぷり水やりする

    植えつけ穴にしっかり水が入るよう、たっぷり水やりをしましょう!

    なお、雨が降る前やくもりの日が何日か続くタイミングでの植えつけが難しい場合には不織布などを被せると良いですよ!直射日光を和らげて活着しやすくなります。

水やりの際、リキダスを混ぜると活着が良くなります!詳しくは以下の記事で解説しています。

④病害虫対策をする

活着した紅あずま苗
活着した紅あずま苗
生育中の紅あずま
生育中の紅あずま

紅あずまは病害虫の発生が比較的少ない野菜ですが、油断は禁物!以下で害虫・病気それぞれの対策方法をご紹介します!

害虫対策はゼンターリや太陽熱消毒がおすすめ

種類症状の例主な原因・時期おすすめ対策
ヨトウムシ類葉をバリバリ食べられる夏~秋の高温期に多発手で取る、ゼンターリ
イモキバガ(イモコガ)・葉が巻かれて中が食べられる
・葉がスケスケになる
初夏〜夏巻かれた葉ごと摘み取る、ゼンターリ
エビガラスズメデカいイモムシが葉を食べ尽くす初夏〜秋手で取る、ゼンターリ(小さいうちなら有効)
コガネムシ類(幼虫)イモの表面が削られたような傷だらけになる春〜秋、幼虫が土の中でイモをかじる耕うん時に見つけたら除去、堆肥を入れ過ぎない、ダイアジノン
センチュウ類イモの表面にコブ・ひび割れ・変形が出る・連作・排水不良の畑で徐々に密度が上がる
・年々症状が悪化しやすい
連作を避ける、ネマトリンエース、太陽熱養生
紅あずまに発生しやすい害虫とおすすめ対策

こちらは、紅あずまに発生しやすい害虫とおすすめの対策をまとめた表です。害虫は大きく「葉を食べるイモムシ系」と「土の中でイモをかじる幼虫系」に分けられます。

葉を食べるイモムシ系はヨトウムシや大型のイモムシが代表で、発生すると葉をバリバリ食べられてしまいます。対策としてはテデトール(手で取る)の他、ゼンターリがおすすめ!

ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬で、ヨトウムシなどのイモムシ系全般に有効です。以下の記事で詳しく解説しています。

土の中でイモをかじる幼虫はコガネムシの幼虫が代表で、イモの表面を削るように食べられます。対策としてはテデトール(手で取る)の他、「ダイアジノン」がおすすめ!ダイアジノンは植えつけ前の畝に粒剤を混ぜ込んでおくことで、コガネムシ類の幼虫などを抑えることができます。

さらにセンチュウの発生も厄介です。連作・排水不良の畑に発生しやすく、イモの表面にコブ・ひび割れ・変形が出て見た目が悪くなります。

対策としては連作を避ける他、「太陽熱消毒」「ネマトリンエース」がおすすめ!

太陽熱消毒は、真夏に畑の土を透明マルチで覆い、太陽光で太陽光で地温を一気に上げることで、土の中の病原菌やセンチュウ類などを減らす方法です!農薬を使わないならこの方法がおすすめ!以下の記事で詳しく解説しています。

ネマトリンエースは植えつけ前の畝に粒剤を混ぜ込んでおくことで、センチュウ類を抑えることができます。

病気対策はZボルドーがおすすめ

種類症状の例主な原因・時期おすすめ対策
黒斑病・葉に褐色〜黒色の小さな斑点が出る
・ひどいと葉が早めに枯れ落ちる。
・カビ(糸状菌)が原因
・雨が多く葉が濡れた状態が続く時期
・株間を詰めすぎない
・発病した葉は早めに摘み取り畑の外で処分
つる割病・下葉から黄色くなり葉が落ちる
・株元の茎が茶色~黒くなり、割れたようになる。
・カビ(糸状菌)が原因
・生育後半に目立つ
・連作を避ける
・高畝にする
・発病した葉は早めに摘み取り畑の外で処分
立枯病・葉が黄色・紫色っぽくなり徐々に枯れ上がる
・イモに黒い斑点が出ることも
・カビ(糸状菌)が原因
・連作・排水不良の畑で梅雨明け以降の高温期に症状が進みやすい
・高畝にする
・発病した葉は早めに摘み取り畑の外で処分
基腐(もとぐされ)病・株元の茎が黒く腐ったようになり、ツル・葉が一斉に黄化・萎れる
・イモも黒変・腐敗する
・カビ(糸状菌)が原因
・高温多湿や連作・排水不良で発生しやすい
・健全無病苗(ウイルスフリー苗)を選ぶ
・連作を避ける
・発病した葉は早めに摘み取り畑の外で処分
紅あずまに発生しやすい病気とおすすめ対策

こちらは、紅あずまに出やすい病気とおすすめの対策をまとめた表です。家庭菜園では、まずは「健全無病苗(ウイルスフリー苗)を選ぶ」「連作を避ける」「太陽熱消毒や発病した葉・茎を畑の外で処分することで病原菌を減らす」が病気対策の基本になります。さらに予防的に「Zボルドー」を散布すると、家庭菜園でもかなり安定して紅あずまを栽培することができます!

Zボルドーは糸状菌から細菌による病気まで幅広い病気の予防に有効で、野菜類で登録があり、有機栽培でも使用することができます。以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎
金太郎

病気が出ていなくても油断は禁物!予防的にZボルドーを散布しておくと良い。



⑤ツルが畝間を覆い始めたら「つる返し」

つる返し前の紅あずま
つる返し前
つる返し後の紅あずま
つる返し後

つるが畝を超えて通路や他の畝にまで伸びてきた頃、「つる返し」を行います。

つる返しには以下の2つの効果があります。

  • ツルから伸びた根を切って栄養を分散させない
  • 通路を歩きやすくする

ツルをそのまま放っておくと通路にまで這いまわり、あちこちで根を出します。すると、紅あずまはツルから出た根にもイモを作ろうとするので栄養が分散してしまい、株全体でイモが太りにくくなります。つる返しはこのツルから出た根を断ち切り、株元のイモに栄養を集中させるための作業になります。また、単純に通路を歩きやすくする意味もありますよ!

つる返しをするときは、畝の肩から出たツルを反対側にエイっ!と返せばOK!この時、ツルから出た根はごっそり土から抜いてしまってください。頻度は1~1か月半に1回ほどのイメージで、成長段階にあわせて計2~3回行います。

金太郎
金太郎

通路に防草シートを張っておくと、ツルからの根がそもそも生えにくくなるのでオススメ!



⑥収穫時期は”葉や茎が全体的に黄色っぽくなってきた頃”

【植えつけ~収穫の目安:3~4か月】

紅あずまは植えつけから約3~4か月後、葉や茎が全体的に黄色っぽくなってきた頃が収穫時期です!以下、紅あずまの収穫の手順をご紹介します。

紅あずまの収穫の手順
  • STEP①
    ツルの根元を切る
    紅あずまのツルを株元から切る

    まず、ツルの根元を切って株元を出します。

  • STEP②
    イモの頭を土から出す
    紅あずまの頭を土から出す

    株元の土をよけてイモの頭を出します。

  • STEP③
    スコップを入れて掘り起こす
    収穫した紅あずま

    イモの外側20cmにスコップを入れ、株全体を掘り起こし収穫します!

  • STEP④
    切り口を乾かす
    株元と紅あずまをハサミで切り離す
    紅あずまの切り口から出てくる白い液体の正体は、「ヤラピン」と呼ばれる樹脂状の成分

    イモと株元の茎をハサミで切り離すと、切り口から白い液体(ヤラピン)が出てきます。風通しの良い場所で1~2日ほどしっかり乾かしてから、”土付のまま”貯蔵しましょう!



収穫後の紅あずまの追熟期間は2週間が目安

収穫後の紅あずまの追熟期間は約2週間

【追熟期間の目安:約2週間】

収穫したばかりの紅あずまは、まだ甘くありません。貯蔵することで、でんぷんが糖に変わっていくことで甘くなっていきます。

紅あずまの収穫後の追熟期間は2週間が目安です。早く食べたいところではありますが、その気持ちはグッと抑えて、じっくり甘さを引き出しましょう!

貯蔵方法のコツは「土付きのまま」「低温に当てない」

紅あずまは水洗いすると傷みやすくなるので、土付のまま保存でOK!また低温に弱いので、屋内の廊下や押し入れなどで保存してください(最低気温10℃を下回らないのが理想)。冷蔵庫での貯蔵は寒すぎるのでNGです!



紅あずま栽培でよくある質問

最後に、紅あずま栽培でよくある質問を紹介します。家庭菜園初心者が気になる質問をまとめてみたので、ぜひ読んでみてください。

Q1.さつまいもの植えつけ時期はいつがベスト?

A:暦よりも「気温と地温」で判断するのがコツです。中間地・暖地では5月上旬〜6月下旬、寒冷地では6月に入ってからが目安で、最低気温が10℃を下回らず遅霜の心配が無くなってから植えると失敗しにくいです!

Q2.さつまいもの苗がしおれているときの正しい植え方は?

A:もし苗が萎れている場合は、植える前に水をしっかり吸わせて「体力回復」させてから植えるのが安心です!バケツの水に切り口と下部の茎を30分〜1時間ほど浸けるとピンピンした元気な苗に戻ります。さらに、植え穴に水を入れて湿らせ、植えつけ直後にもたっぷり水やりすると活着しやすくなります。

Q3.さつまいものツルばかり伸びてイモが大きくならない原因は?

A:主な原因は、肥料や堆肥の入れ過ぎによる「肥料過多」です。さつまいもは痩せ地向きなので、少量の元肥のみで十分!追肥は必要ありません。それでもつるボケ気味のときは、つる返しのタイミングでつるから伸びた根(不定根)を切り、養分を株元のイモにまわすイメージで管理すると良いです。

Q4.さつまいも栽培で「つる返し」は本当に必要?

A:ツルがマルチを越えてあちこちに根を下ろすと、養分が分散してイモが太りにくくなるため(あちこちでイモを作ろうとする)、つる返しは収量アップに役立つ作業です!また、放っておくとツル通路や隣の畝にまで伸びてしまうので、単に綺麗に整理してあげる意味もあります。

Q5.さつまいもの収穫時期の見分け方は?

A:植えつけからおよそ100〜120日後、葉や茎が黄色っぽくなりツルの勢いが落ちてきた頃が掘り頃。寒さには弱いので、遅くとも霜が降りる前には収穫するようにしてください!

Q6.収穫した際、切り口から出てくる白い液体の正体は?

白い液体の正体は、「ヤラピン」と呼ばれる樹脂状の成分です。食べても問題は無く、空気に触れると黒っぽく酸化します。このヤラピンが乾くまでは風通しの良い場所に置いておき、乾いたら室内へ移動させ貯蔵するイメージ。



まとめ:紅あずま栽培で大切なこと

ここまで、紅あずまの特徴や栽培カレンダー、育て方などについて、実際の栽培経験や写真を交えながら解説してきました。

紅あずまの栽培で大切なこと
  • 紅あずまはホクホク系の代表的なサツマイモ品種で、栽培の手間は少なく家庭菜園でも育てやすい
  • 栽培のコツは「霜・寒さを避ける」「高畝」「スムーズな活着」「肥料は少な目」
  • 中間地では5月上旬~6月下旬に畝幅65cm・1列・株間30cm間隔で斜め45°に植えつけする
  • 病害虫には強い方だが、ゼンターリやZボルドーなどで対策は万全に!
  • 植えつけから約3~4か月後、葉が全体的に黄色っぽくなってきた頃が収穫時期
  • 収穫後の追熟期間は2週間が目安。貯蔵方法のコツは「土付のまま」「低温に当てない」

紅あずま栽培は、「放っておいても育つ」イメージがある一方で、植えつけ時期や苗の扱い、肥料の加減やつる返し、収穫のタイミングを外すと失敗しやすい作物です。だからこそ、この記事で紹介した「よくある失敗と対策」を頭に入れておくだけで、初めての家庭菜園でも立派な紅あずまを収穫することができますよ!

ぜひ本記事を参考に紅あずまを育ててみましょう!



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