カリフラワー「スノークラウン」の育て方・栽培を解説!種まきや株間も紹介

葉もの

真っ白の蕾が何とも美しい「カリフラワー」。家庭菜園でいざ栽培しようとすると「どの品種を選べば良いか分からない」「カリフラワーの育て方が分からない」なんて困っていませんか…?

そこでオススメしたいカリフラワーが、「スノークラウン」。カリフラワーの定番品種で、収穫までの期間が短く家庭菜園でも育てやすいのでおすすめですよ!実際、金太郎も栽培してみましたが、真っ白で純白な大玉のカリフラワーを収穫することができました!

本記事では、そんな金太郎の実体験や自ら撮影した写真を交えながら、カリフラワー「スノークラウン」の育て方・栽培方法を家庭菜園初心者向けに分かりやすく紹介します。

栽培時期や手入れのポイント、病害虫対策までしっかり解説しますので、これからカリフラワー栽培に挑戦してみたい方はぜひ参考にしてください!

金太郎
金太郎

この記事は、以下のような人におすすめ!

  • カリフラワーのおすすめ品種を教えてほしい
  • スノークラウンの育て方を知りたい
  • 病害虫対策や栽培の注意点を知りたい

この記事を読んで、一緒にスノークラウンを育ててみましょう!

スノークラウンとは?

スノークラウン
科名アブラナ科
発芽適温15~30℃
生育適温20℃前後
植えつけ~収穫までの日数春まき:70日~
秋まき:80~90日

スノークラウンはタキイ種苗が開発したカリフラワーの一つで、大玉で真っ白に育つのが特徴!家庭菜園でも人気のある定番品種です。

生育が早く植えつけから70日ほどで収穫でき、暑さにも強いため失敗しにくく育てやすいカリフラワーですよ!



家庭菜園でスノークラウンをオススメする理由3つ

スノークラウンは家庭菜園でもぜひおススメしたいカリフラワーの一つです!その理由を順番に説明していきます。

①栽培期間が短く育てやすい

品種植えつけ~収穫までに必要な日数
スノークラウン約70日
普通のカリフラワー品種約80~90日
カリフラワーの品種別栽培日数の目安(適期栽培の場合)

苗を植えつけてから収穫に至るまで、一般的なカリフラワーは80〜90日ほどかかりますが、スノークラウンは約70日と生育が早いのが特徴です!

生育が早いとその分、多少植えつけが遅くなっても巻き返しが効きますし、病害虫の発生リスクを抑えることもできます。家庭菜園でも育てやすい品種と言えます。

金太郎
金太郎

カリフラワーは収穫までに必要な日数が長めなので、少しでも生育が早い方が育てやすい。

②生育が早い上にしっかり大きくなる

スノークラウンは生育が早い上に、可食部であるカリフラワーもしっかり大きくなってくれるのが特徴です!

生育が早くても小さければ元も子もないですからね…!両方兼ね備えた品種を選ぶのがオススメです。

③暑さに強く失敗しにくい

スノークラウンは暑さに強く失敗しにくい
猛暑日がまだまだ続く8月下旬に植えつけた苗。何とか耐えてくれた…!

カリフラワーの苗は8月上旬~9月上旬に植え付けなければなりません。もちろんこの時期は夏真っ盛りなので、「せっかく植えたのに暑すぎて枯れちゃった」なんて失敗は避けたいですよね…。

そこで頼りになるのがスノークラウン!暑さに耐えやすい品種ですし、①のとおり他品種より生育が早いことを利用して、植えつけを遅らせて暑さを回避することもできます。暑さで失敗したくないなら、スノークラウンが良いと思います。



【パターン別】スノークラウンの栽培時期

スノークラウンの栽培カレンダー

スノークラウンには春作と秋作の2パターンがあります。

中間地を前提として、それぞれのパターンを詳しく説明します!

【春作】3/10~4/20頃に植えつけして約70~80日で収穫

種まき植え付け収穫
始まり2/103/106/1
終わり3/204/206/30
春作の栽培イメージ表

【植えつけ~収穫までの日数:約70~80日】

春作の場合、2/10〜3/20頃までに種まきします。育苗期間はポリポットで30日ほど。苗が準備できたら3/10~4/20頃までに植えつけ、70日ほどで収穫できるイメージです!

【秋作】8/10~9/10頃に植えつけして約90日で収穫

種まき植え付け収穫
始まり7/108/1011/10
終わり8/109/1012/10
秋作の栽培イメージ表

【植えつけ~収穫までの日数:約90日】

秋作の場合、7/10〜8/10頃に種まきします。育苗期間はポリポットで30日ほど。苗が準備できたら8/10~9/10頃までに植え付け、90日ほどで収穫できるイメージです!

金太郎
金太郎

カリフラワーはブロッコリーと比べて生育が遅め。早めの種まき・植えつけが成功のポイント!



スノークラウン栽培で準備するもの

  • スノークラウンの苗
  • 元肥
    • 堆肥 … 3ℓ/㎡
    • 化成肥料 … 100g/㎡ (または有機発酵肥料 … 200g/㎡)
    • かき殻石灰 … 150g/㎡
(育苗する場合)
  • スノークラウンの種
  • ポリポット(直径9cm)またはセルトレイ(128欠または200欠)
  • 育苗培土

スノークラウンの種や苗はどこで売ってる?

スノークラウンの種や苗は、ホームセンターの種苗コーナーやネット通販などで販売されているかと思います。

ネット通販の場合は、以下より購入いただけます!

スノークラウンの育て方6ステップ

スノークラウンの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!

①苗を準備する

スノークラウンの苗を準備する方法は2つあります。

  • ホームセンター等で苗を購入する
  • 自分で種から苗を育てる

どちらの方法でも構いません!準備しやすい方法で苗を用意してください。

ここでは、「自分で種から苗を育てる」方法をご紹介します。少し育てる場合はポリポット、たくさん育てる場合はセルトレイを活用するのがオススメ!

【育苗期間の目安:30日】

育苗の手順(ポリポット)
  • STEP①
    種まき
    ポリポットに3粒ずつ種を蒔く

    【発芽適温:15~30℃】

    ポリポット(直径9cm)に育苗培土を入れ、種を3粒ずつ蒔きます。覆土をかけてしっかり鎮圧し、水をたっぷりやります。以降、乾かさないようにしながら、発芽適温を確保します。

  • STEP②
    間引き
    本葉1~2枚の頃、成長の良い株を1本残して残りを間引く

    本葉1~2枚の頃、成長の良い株を1本残して残りを間引きます。

  • STEP③
    育苗完了
    本葉4~5枚になったら植えつけ適期

    葉4~5枚になったら植えつけ適期です。

育苗の手順(セルトレイ)
  • STEP①
    種まき
    セルトレイに1粒ずつ種を蒔く

    【発芽適温:15~30℃】

    セルトレイ(128欠または200欠)に育苗培土を入れ、種を1粒ずつ蒔きます。覆土をかけてしっかり鎮圧し、水をたっぷりやります。以降、乾かさないようにしながら、発芽適温を確保します。

  • STEP②
    育苗完了
    本葉2~3枚ほどになったら植えつけ適期

    葉2~3枚ほどになったら植えつけ適期です。

苗がヒョロヒョロと徒長してしまうと良い苗にはなりません。徒長対策については以下の記事で詳しく解説しています。

また、育苗の段階から害虫対策は欠かせません。育苗期における害虫対策については以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎
金太郎

プレバソンはカリフラワーの育苗期にも登録があるので使える。

その他、育苗については以下の記事で詳しく解説しています。

②植えつけ1週間前までに土づくりする

植えつけの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきます。

元肥
  • 堆肥 3ℓ/㎡
  • 化成肥料 100g/㎡(または有機発酵肥料 200g/㎡)
  • かき殻石灰 150g/㎡
畝幅は65cm

元肥をすき込んだら幅65cmの畝を立て、マルチを張ります。春作では地温を確保できる「黒マルチ」、秋作では地温上昇を抑えられる「白マルチ」がおすすめ!

時間があれば「太陽熱養生処理」をしておきましょう!詳しく解説している記事がありますので、参考にしてみてください。



③1列45cm間隔で植えつけする

スノークラウンの植え方は1列45cm間隔

【生育適温:20℃前後】

畝幅65cmの場合、スノークラウンの植え方は1列45cm間隔とします。植えつけ穴を掘り、そこに水をたっぷりやります。水が引いたら、苗を植え付けましょう!

植えつけの際、水にリキダスを入れると活着が良くなります!詳しくは以下の記事で解説しています。

④病害虫対策をする

生育中のスノークラウン
生育中のスノークラウン
くま吉
くま吉

栽培してたら、よく分からない害虫や病気が発生しちゃった…。もうダメだ…。

金太郎
金太郎

発生する前から早め早めに対策しておこう!

スノークラウンは病害虫が発生しやすい野菜です。以下で害虫・病気それぞれの対策方法をご紹介します!

害虫対策は防虫ネットやゼンターリがおすすめ

スノークラウンに発生しやすい害虫

葉を食べる系害虫:ヨトウムシ、コナガ、アオムシ、ハイマダラノメイガ(シンクイムシ)など

養分を吸う系害虫:アブラムシなど

スノークラウンはヨトウムシやコナガなどのイモムシやアブラムシなど様々な害虫が発生します。

スノークラウンの害虫対策は以下がオススメ!

  • 植えつけ後に「防虫ネット」を張る
  • 「ゼンターリ」&「フーモン」を散布する

防虫ネットを張ると害虫の侵入を物理的に防ぐことができます。防虫ネットの張り方は以下の記事で詳しく解説しています。

加えて「ゼンターリ」&「フーモン」の散布がおすすめ!ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬で、ヨトウムシなどのイモムシたちに有効です。さらにフーモンを混用することで、展着剤としての効果だけでなく、アブラムシやアザミウマ、ハダニといった”小さくて厄介な害虫”をまとめて退治することができます!これらについては、以下の記事で詳しく解説しています。

病気対策はZボルドーがおすすめ

スノークラウンに発生しやすい病気

カビ(糸状菌)の病気:べと病、根こぶ病、黒腐病、黒斑細菌病など

細菌(バクテリア)の病気:軟腐病など

スノークラウンは害虫が良く発生するイメージが強いかもしれませんが、病気対策も忘れてはいけません。

家庭菜園での病気対策は「Zボルドー」がオススメ!糸状菌から細菌による病気まで幅広い病気の予防に有効で、野菜類で登録があり、有機栽培でも使用することができます。以下の記事で詳しく解説しています。

金太郎
金太郎

病気が出ていなくても、油断は禁物。少なくとも蕾が出始めたタイミングで1回は散布しておくと良い。



⑤蕾が出始めたら外葉で覆い遮光する

出始めた蕾
外葉で覆い遮光する

蕾が出始めたら、蕾のすぐ外側にある葉を内側に折り込みます。こうすることで、直射日光や汚れから蕾を守ることができ、純白で綺麗なカリフラワーに仕上がります。

⑥収穫の目安は直径15~20cm

収穫適期のスノークラウン

スノークラウンは直径15~20cmほどになったら収穫適期です!

”純白”という言葉が良く似合う綺麗なカリフラワーになってくれました!ギュッと詰まっていて重量感があります。蕾の下に包丁を入れて収穫しましょう~!



スノークラウン栽培で知っておきたい注意点2つ

ここまで、スノークラウンの育て方などを解説してきましたが、栽培する上で知っておきたい注意点が2点あります。

スノークラウンの栽培で知っておきたい注意点2つ

①植えつけが遅れると生育後半が厳しい

スノークラウン栽培は、植えつけが遅れると生育後半の栽培が難しくなります。

春作で植えつけを4/20以降にすると収穫前に本格的な夏が到来するので、高温障害や病害虫の発生で生育後半が厳しくなります。また、秋作で植えつけを9/10以降にすると収穫前に本格的な冬が到来するので、気温が十分に確保できずに生育後半が厳しくなります。

失敗を避けるためにも春作は4/20頃まで、秋作は9/10頃までにはスノークラウンの植えつけを終えるようにしてください!

②蕾を日光に当てると白くならない

日光を当てたスノークラウン
外葉で覆わずそのまま育てたらクリーム色っぽくなった(これは綺麗な方ですが)

蕾を外葉で覆わずにそのまま育てた場合、蕾がクリーム色や黄色っぽくなり、真っ白にならなくなってしまいます。また、むき出しになると泥はねや土ぼこりの影響も受けやすく、汚れや傷もつきやすいです。

蕾は必ず外葉で覆い、日光や汚れから守るようにしましょう!

金太郎
金太郎

これは見た目の問題。気にしないなら、そのままでもOK!



まとめ:スノークラウン栽培で大切なこと

ここまで、スノークラウンの特徴や栽培時期、育て方などについて、実際の栽培経験や写真を交えながら解説してきました。

スノークラウンの栽培で大切なこと
  • スノークラウンは生育が早い上に純白大玉になる!家庭菜園でも育てやすいカリフラワーの定番品種
  • 春作は3/10~4/20頃まで、秋まきは8/10~9/10頃までに1列45cm間隔で植えつけする
  • 植えつけ後は防虫ネットを張るなど、病害虫対策を万全に
  • 蕾が出始めたら外葉で覆い遮光する
  • 植えつけから約70~90日後、直径15~20cmほどになったら収穫適期!

スノークラウンは早生で収穫までの期間が短く、暑さにも強いので、家庭菜園でカリフラワーを育てるならぜひおすすめしたい品種です!

害虫は良く発生するため、害虫対策はきっちり行いましょう!ここを抑えられれば、成功はグッと近づきます。

ぜひ本記事を参考にスノークラウンを育ててみましょう!




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