ゼンターリの効果・使い方を写真付きで解説!メリットや注意点も紹介

野菜づくりのコツ

家庭菜園をしていると必ずと言っていいほど悩まされるのが、害虫対策。中でもヨトウムシやコナガ、アオムシなどのイモムシはバリバリ葉っぱを食べられて非常に厄介ですよね…「どの農薬を選べば良いか分からない」「農薬の使い方が分からない」「化学農薬を使うのはちょっと…」なんてお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そこでオススメしたいのが「ゼンターリ」!微生物を有効成分とする生物農薬(殺虫剤)で、上手く使えば大切な野菜たちを害虫から守ることができますよ!

そこで本記事では、ゼンターリの効果や使い方、注意点などについて、家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します。

金太郎
金太郎

この記事は、以下のような人におすすめ!

  • ヨトウムシやコナガなどのイモムシに効く農薬を教えてほしい
  • ゼンターリの効果・使い方を知りたい
  • 化学農薬を使うのは避けたい…
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

ゼンターリとは?

ゼンターリの顆粒

ゼンターリ顆粒水和剤(以下、ゼンターリ)とは、バチルス・チューリンゲンシス菌(以下、BT菌)を有効成分とする生物農薬(殺虫剤)です。

家庭菜園で良く悩まされるヨトウムシやコナガ、アオムシなどのイモムシを退治してくれます!野菜類で登録があり、有機栽培でも使用することができますよ!

 



ゼンターリの効果と特徴

ゼンターリにはどのような効果や特徴があるのでしょうか?順番に詳しく説明していきます!

①害虫がゼンターリを食べると効果を発揮する「食毒性」タイプ

ゼンターリはチョウ目害虫に効く
ゼンターリはチョウ目害虫に効く

ゼンターリはイモムシが薬液の付いた葉を食べることで効果を発揮します

まず、イモムシがBT菌の付いた葉を食べると、BT菌によって作られた殺虫性タンパク質がイモムシの消化液で活性化します。その後、腸内の特定部位と結合して細胞を破壊し、最終的に死へ至らしめるという効果があります。

以下は、ゼンターリが効果を発揮するイモムシの一覧です。

ゼンターリの適用害虫一覧(一部抜粋)

アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、オオタバコガ、シロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウ、アワノメイガ、トマトキバガ、ウリノメイガ、シロイチモジマダラメイガキアゲハなど

家庭菜園をしていると誰しもが被害に遭うであろうイモムシ(チョウ目害虫)が効果の対象になります。ここを抑えると、家庭菜園の成功率がグッと上がりますよ!

くま吉
くま吉

厄介な連中をまとめて退治できるな!

②食害はすぐに止まり2~3日後に退治できる

薬液散布後、10~15分ほどで食害が止まった
薬液散布後、10~15分ほどで食害が止まった

ゼンターリを食べたイモムシは食害がすぐに止まります!

イモムシがゼンターリを食べると、腸内ですぐに①の反応が起こり食害が止まります。ただ、合成ピレスロイド系農薬のようにコロリとはいかず、死亡するまで2~3日かかる点にはご留意ください。

金太郎
金太郎

散布後もしばらくは野菜にいるので、数日間は様子を見てみよう。

③効果は1~2週間持続する

ゼンターリの効果の持続期間は1~2週間ほどです。

化学農薬のように長い残効性はあまり期待できないですし、雨が降るとさらに短くなる可能性があります。少なくとも2週間おきに散布するなど、こまめな防除が必要になります。

金太郎
金太郎

水や紫外線には弱い。

 



家庭菜園でゼンターリを使うメリット3つ

ゼンターリは家庭菜園の害虫対策としてオススメできる農薬です。その理由を順番に説明してきます!

①野菜類全般に使用できて汎用性が高い

一般的な化学農薬を使う際に悩まされるのが、適用作物のチェック。うちの家庭菜園で栽培している野菜が登録されている農薬はどれなのか、と一つ一つ確認するのは大変ですよね…。頑張って確認した上で購入したとしても、家庭菜園では少ししか栽培しないので使い切れず、余った農薬が倉庫に溜まっている人も多いはず…。

金太郎
金太郎

適用作物は追加・削除されたりするので、定期的に確認する必要もある。

一方で、ゼンターリは野菜類をはじめ、いも類、豆類など家庭菜園の野菜たち全般に使用することができます!いちいち適用作物を確認しなくて済みます。また、家庭菜園で栽培する野菜に幅広く使えるので、余らせにくくなることも嬉しいポイント!

多品目を少量ずつ栽培したい家庭菜園だからこそ、汎用性の高いゼンターリがオススメです!

※ 農薬登録における作物分類を詳しく知りたい方はこちらが参考になるかと思います。

②収穫前日まで何回でも使ってOK!

一般的な化学農薬を使う上で、これまた悩まされるのが使用時期や使用回数の遵守。農薬は適用表どおりに使用しなければなりませんので、面倒であってもこれらは必ず守らなければなりません。

そうは言っても、家庭菜園を楽しむ方にとって農薬ごとに定められた適用表を正しく理解して、一つ一つの野菜に使用していくのはかなりハードルが高いですよね…。

くま吉
くま吉

この野菜は収穫7日前まで3回以内、あの野菜は収穫21日前まで1回以内など、僕は専業農家でもないし、こんなに覚えてられないよ…。

ここでも最強なのが、ゼンターリ!使用時期は収穫前日まで、使用回数の制限はありませんので、心置きなくいつでも何回でも散布できます!家庭菜園でも非常に扱いやすい農薬です。

③有機栽培でも使用可能

ゼンターリはBT菌を有効成分とする微生物由来の生物農薬で、有機栽培でも利用が認められています。化学農薬はちょっと…という方にとっても、ゼンターリは安心して使えます!

 



ゼンターリ散布に必要なもの

  • ゼンターリ顆粒水和剤
  • 展着剤
  • 噴霧器(少量の場合はスプレーボトルでもOK)
  • 計量スプーン
  • 計量カップ
  • スポイト

ゼンターリはどこで売ってる?

ゼンターリは皆さんの身の回りのホームセンターやネット通販で販売されています。

ネット通販の場合は、以下より購入いただけます!

扱いやすい20gタイプはこちら

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
金太郎
金太郎

まずは20gタイプで試してみるのがオススメ!

100gタイプはこちら

¥1,312 (2025/11/16 09:39時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場
金太郎
金太郎

使い慣れてきたら、割安な100gタイプがオススメ!

 



ゼンターリの使い方5ステップ

ゼンターリの使い方は以下のとおり。順番に紹介していきます!

①水を用意する

ゼンターリを希釈する水を用意します。ゼンターリの希釈倍率は1000倍なので、散布液は1リットル単位で作るのがおすすめ!

多めに作る場合は、先に計量カップで希釈すると良い

なお、散布液を多めに作る場合(例えば3リットル以上など)は計量カップを使う良いですよ先に計量カップを使って少量の水で希釈して、最後に残りの水を加えると扱いやすいです。

②展着剤を入れる

先に展着剤を入れる

①で用意した水に「展着剤」を入れます。規定量をスポイトなどで測り、よく混ぜましょう。

以下、展着剤の希釈倍率別の規定量です(目安)。

希釈倍率が500倍の場合:水1リットルに対して2ml

希釈倍率が1000倍の場合:水1リットルに対して1ml

展着剤は「フーモン」がおすすめ!展着剤としての効果だけでなく、アブラムシやアザミウマ、ハダニといった”小さくて厄介な害虫”をまとめて退治することができます!詳しくは以下の記事で解説しています。

金太郎
金太郎

展着剤は必須ではないものの、薬剤が葉っぱにムラなくしっかり付着するのを助けてくれる役割がある。

③ゼンターリを入れる

ゼンターリを入れたら良く混ぜる

【希釈倍率:1000倍】

次にゼンターリを②に入れます。ゼンターリの希釈倍率は「1000倍」なので、水1リットルに対してゼンターリ1mlを計量スプーンで測り、②に入れてよく混ぜましょう。

付属のスプーンはすり切り1杯で0.5g

付属のスプーンはすり切り1杯で0.5gとなっています。水1リットルに対してすり切り2杯分が目安です。

 



④噴霧器に流し込む

作った散布液を噴霧器に流し込む

③の散布液を噴霧器に流し込みます。計量カップなど少量の水で希釈した場合は、残りの水も追加してよく混ぜます。

⑤散布!

葉の裏面にもしっかり散布する
葉の裏面にもしっかり散布する

防除したい野菜に散布しましょう!

なお、散布の際は葉の裏側にもしっかりかけるようにしてください。害虫は葉の裏面にいることが多いので、表面だけでなく裏側にもムラなくかけます。

作った散布液はそのまま置いておくと効果が低下したり薬害が生じる恐れがあるので、その日のうちに使い切るようにしてください!

 



ゼンターリ使用時に知っておきたい注意点4つ

ここまで、ゼンターリの使い方などを解説してきましたが、使用する上で知っておきたい注意点が4点あります。

①害虫が大きくなってからでは効果が薄い

害虫が小さいうちに散布する。大きくなってからでは効果が薄い。

KINCHO園芸は、効果・薬害等の注意として以下を記載しています。

<効果・薬害等の注意>

 本剤は若令幼虫に有効ですので、若令幼虫期に時期を失しないように散布してください。

KINCHO園芸HP

裏を返すと害虫が大きくなってから散布しても効果は薄くなるということです。

効果がしっかり得られるよう、ゼンターリは害虫がまだ小さいうちに散布するようにしてください!

金太郎
金太郎

害虫が発生する前から予防的にかける意識で。

②雨の前や育苗時には散布しない

ゼンターリは水で流れ落ちやすい性質があります。そのため、雨の前や頻繁に水やりする育苗時に散布しても効果は薄くなってしまいます。

対策としては以下が考えられます。

  • 晴れが続く日に散布する
  • 展着剤を混用する
  • 育苗時には別の農薬を使う

少なくとも晴れ・くもりが数日続くタイミングに、展着剤を混用した上で散布するのがおすすめ!散布後に葉の表面をパリッと乾かし、有効成分をしっかりと葉に付着させるイメージです。

また、育苗期の害虫対策としては「プレバソンフロアブル5」がおすすめ!浸透移行性で水やりしても効果が持続しやすく、家庭菜園で育苗する幅広い野菜苗に使うことができます。詳しくは以下の記事で解説しています。

 



③直まき野菜には間に合わないことも

直まき野菜には土壌混和できるタイプの農薬が有効

畑に直まきする野菜にゼンターリを散布しようとした場合、「本葉が出てきた頃に散布しよう」などと油断していると、その前に食べられてしまうこともあります。

くま吉
くま吉

でも、ある程度葉っぱが出てきてからじゃないと、ゼンターリは散布できないじゃん…!

金太郎
金太郎

そうなんだよね。なので、直まき野菜には別の農薬が有効だよ!

そこで直まき野菜にオススメなのが「アルバリン粒剤」!種を蒔く前にアルバリン粒剤を撒いておくと、直まき野菜の一番の弱点である発芽直後~生育前半の害虫を防ぐことができます。詳しくは以下の記事で解説しています。

④強アルカリ性の薬剤との混用は避ける

KINCHO園芸は、効果・薬害等の注意として以下も記載しています。

<効果・薬害等の注意>

石灰硫黄合剤、ボルドー液などの農薬及びアルカリ性の強い葉面散布施用の肥料などとの混用はさけてください。

KINCHO園芸HP

ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬です。BT菌が居てこそ有効で、殺菌されてしまっては元も子もありません。例えばボルドー剤など、殺菌作用のある強アルカリ性の薬剤を混用するとBT菌がやられてしまいます。強アルカリ性の薬剤との混用は避けるようにしましょう。

金太郎
金太郎

同時散布(別々に液を作って同じタイミングで散布)も控えたほうが良い。

 



まとめ

ここまで、ゼンターリの効果や使い方、注意点などについてご紹介しました。

まとめ

ゼンターリはBT菌を有効成分とする生物農薬(殺虫剤)で、ヨトウムシやコナガなどのチョウ目害虫を退治してくれる

ゼンターリは野菜類全般に使用できて汎用性が高く、収穫前日まで何回でも使ってOK!有機栽培にも使え、家庭菜園でもオススメ!

希釈倍率は1000倍。葉の裏面にもしっかり散布する

展着剤を加えるとより高い効果が期待できる

害虫がまだ小さいうちに散布する。大きくなってからでは効果が薄くなるので注意!

「うちは家庭菜園だし農薬は使わなくて良いや…」「家庭菜園だから虫に食われて不格好でもしょうがないよね」ではなく、”家庭菜園だからこそ”立派な野菜を収穫して、その喜びをみんなで感じ合いたいじゃないですか!農薬に頼るところは頼ってみると、新たな気づきを得るかもしれませんよ…?

ぜひゼンターリを使って、害虫から野菜を守りましょう!

\楽天ポイント4倍セール!/
楽天市場

 



タイトルとURLをコピーしました