エンドウ(サヤエンドウ/スナップエンドウ/グリーンピース)の有機栽培・育て方

春一番の野菜と言えば、やはりエンドウですよね!

一番の魅力は何といっても、肉厚なさやにギュッと詰まった甘味とジューシーさです!さやをかじるとシャキッという歯ごたえとともに、甘さが詰まったさや汁が口のなかではじけるんです。サッと茹で、マヨネーズをつけるだけで美味いです。とまりません。春先が恋しいですね…。

ということで、今回はエンドウ(サヤエンドウ/スナップエンドウ/グリーンピース)の有機栽培方法・育て方をご紹介します!

 



この記事の目次



エンドウとは…?

基本データ

科目マメ科
原産地中央アジア~中近東
連作障害あり(5年あける)
適正土壌酸度(pH)6.0~7.0
発芽適温15~20℃
生育適温15~20℃

エンドウは冷涼な気候を好む野菜で、耐寒性はかなり強いです。連作は避けましょう。

栽培時期

基本的には秋に種をまき、冬前に植え付け、翌春から初夏にかけて収穫します。耐寒性はかなり強いですが、早く種をまき過ぎると成長が進んでしまい、寒さによる障害を受けやすくなってしまいます。種まき適期はしっかり守りましょう!

金太郎

中間地では文化の日(11月3日)前後で種まきするとちょうど良いと爺ちゃんから教わったよ!

おすすめ品種

エンドウには、豆が大きくならないうちに若どりしてサヤを楽しむ「サヤエンドウ(絹さや)」、ギュッと甘さが詰まった肉厚ジューシーなサヤとプチっと弾ける豆の両方を楽しむ「スナップエンドウ」、丸々と太った実を楽しむ「グリーンピース(実エンドウ)」の3種類あります。

サヤエンドウ(キヌサヤ)

金太郎

主枝・側枝ともに双莢性が高く、たくさん収穫できます!

スナップエンドウ

金太郎

肉厚ジューシーな大ざやで、これぞスナップエンドウという品種!
アメリカではシュガースナックといわれるほど甘味が強く、香りも高いです。

グリーンピース(実エンドウ)

金太郎

早くから収穫のできる極早生で、実はボリュームがあり、甘味があってとてもおいしいです。

栽培のポイント

栽培のポイント
  • 種まき時期は10月下旬~11月上旬を厳守!
  • チッソ分は控えめに(C/N比は高く)

種まき時期は10月下旬~11月上旬を厳守!

スナップエンドウは秋に種を蒔き、越冬させて、翌春に収穫する野菜です。寒さに極めて強く、適切な大きさの苗であれば氷点下でも枯れないのですが、”適切な大きさ”というのが難しいんです。大きすぎても小さすぎても寒さにやられてしまいます。一般的には、草丈7~8cmで本葉4~5枚程度の大きさが適切な大きさでしょう。

これを逆算すると、例えば関東では11月3日の「文化の日」前後に種を蒔くと良いと言われたりします。これを基準に、お住いの地域の気候に合わせて前後させるといいかと思います。

チッソ分は控えめに(C/N比は高く)

スナップエンドウをはじめ、マメ類は根粒菌を根に持つことになります。この働きによりチッソ分が供給されるため、他の野菜の半分程度で十分です。チッソ分が多いと、つるばかり伸びて実つきが悪くなる「つるぼけ」を起こします。また、うどんこ病や灰色カビ病、アブラムシ、ハモグリバエ等の病害虫が多くなるので注意しましょう。

このため、C/N比の高い有機資材を使いましょう!

 



種まき

それでは、早速苗づくりをしていきましょう!

スナップエンドウは直播ではなく、ポットで苗づくりを行います。この時期は寒くなり食料も減ってくるためか、鳥が種を食べてしまうんですよね。

ポットに種まき用の土を用意して、3粒ずつ種を蒔いていきます!

種を埋める時の深さとしては、指の第一関節くらいがちょうど良いです。深すぎず、浅すぎず。

蒔き終わりました!こうやって上から見ると、なんか怖いですね…?

覆土して、たっぷり水をやり、暖かく見守っていきます。

苗づくり

種まきから2週間ほどの様子がこちらです!マメ類は発芽率がめちゃくちゃ高いので、安心して見守れます。

植え付けるには少し小さいので、もう少し様子を見ます。

種まきから3週間でこんな感じです!

一回り大きくなりました。ポットの下からは根っこも見え、順調に育ってくれました。苗づくりは3週間見ておけば十分です。

土づくり

畝幅は65cm

植え付けの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきます。

元肥
  • 堆肥 3ℓ/㎡
  • 化成肥料 50g/㎡(または有機発酵肥料 100g/㎡)
  • かき殻石灰 150g/㎡

元肥をすき込んだら幅65cmの畝を立て、マルチを張ります。マルチは地温を上昇させる効果のある黒マルチがおすすめ!

時間があれば「太陽熱養生処理」をしておきましょう!詳しく解説している記事がありますので、参考にしてみてください。

 



植え付け&冬越し

畝幅65cmの場合、植え方は2列30cm間隔とします。植え付け穴を掘り、そこに水をたっぷりやります。水が引いたら、苗を植え付けましょう!

植え付けの際、水にリキダスを入れると活着が良くなります!詳しくは以下の記事で解説しています。

スナップエンドウは冬を越させるため、防虫ネットを張り北風対策も行います。こんな感じですね!

スナップエンドウの茎は非常に細いです。寒さに強いといっても北風で折られてしまっては元も子もありません。周りの農家さんは笹を北側に挿していたりしますが、防虫ネットで代用してもいいでしょう。

また、防虫ネットは虫を物理的に防ぐという効果と同時に、春先の成長が少し早くなるという効果もあるようです。ですので、何もやらないより早くから収穫が始められますよ。

防虫ネットの張り方については以下の記事で解説しています。

支柱立て

基本的に、冬の間は暖かく見守っているだけですが、3月中下旬になるとグングンと成長が始まります!ある程度の大きさになったら防虫ネットを外して支柱を立てましょう。

支柱の立て方は色々ありますが、複数の畝で栽培する場合はトマトパイプを使うと良いですよ!中が歩けるようになるので、追肥や収穫作業が非常にやりやすいですし、高さも出るのでより長く・多く収穫が期待できます。

追肥

4月に入ると花が咲き始めます!白い花はめちゃめちゃ可愛らしいですね!

初めて花が咲く頃から、定期的な追肥が必要です。収穫が始まる頃を皮切りに、およそ2週間ごとに以下を追肥していきましょう!

追肥

化成肥料 … 30g/㎡(または発酵有機肥料 … 50g/㎡)

金太郎

こまめな水やりも忘れずにね!

 



収穫!

4月下旬ごろからいよいよ収穫です!いやー、秋に植え付けてから長かった…。よく頑張ってくれた。厳しい寒さを乗り越えたスナップエンドウ達は驚くほど多くの実をつけてくれます。

ギュッと甘さが詰まった肉厚ジューシーなさやにプチっと弾ける豆がたまりません!!

サッと塩ゆでするだけでも美味しいですし、炒めても美味しいですよ!一足早く、春の訪れを楽しんじゃいましょう~。

 



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