クールホワイトとは?白い遮光ネットが夏場の育苗に効果的な理由と使い方を解説

野菜づくりのコツ

最近、猛暑日が当たり前のように続いて、夏場の育苗が本当に難しくなりましたよね…。そんな中、「育苗の暑さ対策はどうすれば良いの?」「遮光したはいいものの、苗が徒長してしまった」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

そんな猛暑下での育苗では、クールホワイトという白い遮光ネットを使うのがオススメですよ!

そこで本記事では、クールホワイト夏場の苗づくり・育苗効果的な理由使い方について、家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します。

金太郎
金太郎

この記事は、以下のような人におすすめ!

  • 育苗の暑さ対策を知りたい
  • 苗が徒長しにくい遮光ネットを探している

この記事を読んで、可愛い苗たちを夏の強い日差しから守ってあげましょう!

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クールホワイトとは?

クールホワイト

クールホワイトとは、強い日差しによる温度上昇を抑えつつ、ハウス内の明るさを適度に保ってくれる白い遮光ネットです!夏場の育苗を成功させるためには欠かせない資材です。

 



クールホワイトが夏場の育苗に効果的な理由2つ

クールホワイトを夏場の育苗で活用すると、どんな効果があるのでしょうか?順番に説明していきます。

クールホワイトが夏場の育苗に効果的な理由2つ

①適度に明るさを確保できるので徒長しにくい

クールホワイトで遮光したハウス内は明るさが残る

クールホワイトは明るさを残して適度に遮光してくれます!

クールホワイトは白色のため光線透過率が高いのが特徴の一つです。そのため、ハウス内を適度に明るく保ったまま、直射日光から苗を守ってくれます。

くま吉
くま吉

ハウス内が明るいとどんなメリットがあるの?

金太郎
金太郎

苗が徒長しにくくなるよ。

ハウス内の明るさが保てるということは、光線が適度に苗に届くので、苗が徒長しにくくなります。黒色やグレー色の遮光ネットだと遮光し過ぎてしまって「苗が徒長してしまった…」なんてことがありますが、クールホワイトは徒長しにくい遮光ネットと言えます。

②温度上昇を和らげてくれる

クールホワイトは猛暑による温度上昇を和らげてくれます!

クールホワイトにはチタンホワイト(白色の元)や温度上昇防止剤が配合されています。夏場に白マルチが使われるように、白色は光の反射効果で温度の上昇を抑えてくれます

この「白色の反射効果」と「温度上昇防止剤」のダブル効果で、温度上昇を和らげてくれます。

 



クールホワイトの選び方

遮光率45%と65%の2種類ありますが、約45%も遮光してくれれば十分です。以下、遮光率約45%の「2m×2m」タイプと「2m×4m」タイプになります。必要な長さに応じて選んでみてください!

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クールホワイトの使い方3ステップ

①育苗ハウスを用意する

用意した育苗ハウス

まずは育苗するためのハウスを用意します。

育苗用のハウスが無い場合は、簡単に育苗ハウスを自作する方法を以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

②(育苗期前半)日差しが一番キツイ時帯帯にのみクールホワイトを被せる

クールホワイトを被せた育苗ハウス

クールホワイトは育苗期前半の日差しが一番キツイ時間帯にのみ被せます。

育苗期前半の苗はまだ弱く、真夏の直射日光を浴びると耐えきれずに負けてしまいます。地域や天気にもよりますが、午前10時~午後2時頃の日差しが一番キツイ時間帯にクールホワイトを被せて直射日光から守りましょう!

金太郎
金太郎

曇りや雨の日は被せない方が良いよ。

③(育苗期後半)クールホワイトを被せる時間を徐々に短くする

クールホワイトを外した育苗ハウス

育苗期後半(本葉が出始める頃~定植まで)に入ったら、クールホワイトを被せる時間を徐々に短くしていきましょう!

くま吉
くま吉

なんで?ずっとクールホワイトで守ってあげれば良いじゃん!

金太郎
金太郎

遮光しすぎると苗は徒長してしまう。それから、遮光して育苗した苗をいきなり畑に植えてしまうと環境が違い過ぎて上手く育たなかったりするから、徐々に真夏の環境に慣れさせる必要がある。

ただ、一気に外すのは禁物です!

例えば最初は午前11時~午後2時と1時間減らして数日置き、次は午前11時~午後1時とさらに1時間減らして数日置く…などと遮光する時間を徐々に減らしてください。そうすると、苗も次第に夏場の環境に適応してくれますよ!

くま吉
くま吉

人間も冷房の効いた部屋からいきなり炎天下にさらされると暑さにやられちゃうもんね…。

 



クールホワイトを使う上で知っておきたい注意点2つ

夏場の育苗では欠かせないクールホワイトですが、使う上で知っておきたい注意点がいくつかあります。

クールホワイトを使う上で知っておきたい注意点2つ

①遮光しすぎに注意!

クールホワイトを被せた育苗ハウス内の様子

クールホワイトを被せすぎると、苗が徒長しやすくなります。

遮光率が約45%とは言え、一日中遮光してしまうと苗にとっては日照不足。光を求めてヒョロヒョロと徒長してしまいます。ですので、遮光は「日差しが一番キツイ時間帯だけ」にしておきましょう!

また、遮光するのは育苗期前半だけにします。育苗期後半は遮光する時間を徐々に短くしていき、なるべく直射日光を浴びせてあげてください!

金太郎
金太郎

遮光する時間は出来るだけ短く、という意識が大事!

②通気性が悪くなる

クールホワイトを被せると、通気性が悪くなります。

普通、育苗ハウスには病害虫対策として防虫ネットを張っているかと思いますが、その上からクールホワイトを被せると、当然その分空気が通りにくくなります。

育苗ハウスの通気性が悪くなると、以下のような恐れがあります。

通気性が悪くなると…
  • 病害虫が発生しやすくなる
  • 徒長しやすくなる

このようにクールホワイトの被せすぎは良くありませんが、育苗期前半の日差しが一番キツイ時間帯は遮光するべきです。

このバランスが非常に難しいのですが、迷ったら「遮光する時間は出来るだけ短く」を基本として判断しましょう!

 



まとめ:クールホワイトを活用した育苗で大切なこと

ここまで、クールホワイトを活用した苗づくり・育苗方法をご紹介しました。

クールホワイトを活用した育苗で大切なこと

クールホワイトは温度上昇を抑えながら、明るさを適度に保ってくれる真っ白な遮光ネット

使い方は育苗ハウスの上から被せるだけ

徒長を防ぐため、被せるのは育苗期前半の日差しが一番キツイ時間帯のみ

苗が成長するにつれて徐々に遮光する時間を短くする

クールホワイトは夏場の育苗では欠かせないと言っても良いほどのアイテムですが、基本は遮光しないに越したことはありません。苗が一人前になるまでの”補助輪”のようなものだと思っていただき、成長段階に合わせて徐々に外していき、立派な苗に育つよう見守っていきましょう!

ぜひ本記事を参考に、クールホワイトで夏場の育苗を成功させましょう!

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