【家庭菜園初心者向け】ルッコラの育て方 | 種まきから収穫方法まで

葉もの

こんにちは、金太郎です!

家庭菜園で人気のあるルッコラですが、「ルッコラの育て方が分からない」「植える時期はいつが良いの?」とお悩みではないでしょうか?

本記事ではルッコラの種まきから収穫方法まで、家庭菜園初心者向けに分かりやすく解説します。この記事を読んで、一緒にルッコラを育ててみましょう!

金太郎
金太郎

この記事は、以下のような人におすすめ!

  • 家庭菜園でルッコラを育ててみたい
  • ルッコラを植える時期を知りたい

 



ルッコラとは

ルッコラ
科名アブラナ科
原産地地中海沿岸
発芽適温15~25℃
生育適温15~25℃
収穫までの期間種まきから約1か月

ルッコラは地中海沿岸が原産地で、アブラナ科の一年草。ゴマのようなピリッとした辛味とほんのりした苦味が特徴ですよね!サラダやパスタ、ピザなどで食べると最高!加熱しても美味しいです。イタリア野菜の一つでもあります。

 



家庭菜園初心者にルッコラ栽培をおすすめする理由3つ

ルッコラは家庭菜園初心者にもぜひオススメしたい野菜の一つ。その理由を順番に説明します!

①省スペースで栽培できる

ルッコラは省スペースでも栽培することができます!

畑が無くても、庭やベランダにちょっとしたスペースがあれば栽培できます。プランター栽培でも立派に育ってくれますよ!

②すぐに収穫できる

ルッコラは種を蒔いたらあっという間に収穫することができます

種まきから約30~40日ほどで収穫することができるので、すぐに成果を感じられるのが嬉しいポイント。栽培期間が短いので、病気も出にくいです。

③難しい管理は不要

ルッコラ栽培に難しい管理は必要ありません。

基本、ルッコラは種を蒔いたら収穫を待つだけ。支柱やネットを設置したり、こまめなお手入れは不要なので、初心者にもおすすめしたい野菜の一つです。

金太郎
金太郎

防虫ネットはかけた方が良いかも。

 



ルッコラの栽培時期

ルッコラの栽培カレンダー

【栽培期間:1ヶ月】

ルッコラには春まきと秋まきの2パターンがあります。春まきの場合は4月~7月上旬まで、秋まきの場合は9月~10月下旬までに種まきできます。いずれのパターンにしても、種まきから約1か月ほどで収穫可能となります。

金太郎
金太郎

暑さは苦手なので、真夏は避けよう。

ルッコラ栽培で準備するもの

  • ルッコラの苗
  • 元肥
    • 堆肥 … 3ℓ/㎡
    • 化成肥料 … 100g/㎡ (または有機発酵肥料 … 200g/㎡)
    • かき殻石灰 … 100g/㎡
  • マルチ
(種から育てる場合)
  • ルッコラの種
  • ポリポット(直径9cm) または セルトレイ(128欠もしくは200欠)
  • 育苗培土
(プランター栽培の場合)
  • プランター(幅65cm×奥行20cm×深さ20cm程度)
  • 培養土

ルッコラのおすすめ品種

金太郎
金太郎

ルッコラと言えばこちら。サラダはもちろん、パスタやピザなど様々なイタリア料理で楽しめる!

 



ルッコラの育て方6ステップ

ルッコラの具体的な育て方は以下のとおり。順番に詳しくご紹介していきます!

1.土づくり

まずは土づくりです。種まきの1週間前までをメドに、元肥として以下をすき込んでおきます。

元肥
  • 堆肥 3ℓ/㎡
  • 化成肥料 100g/㎡(または有機発酵肥料 200g/㎡)
  • かき殻石灰 100g/㎡
穴あきマルチ

その後、幅65cmの畝を立て、幅95cmで5条15cmの穴あきマルチを張ります。

時間があれば「太陽熱養生処理」をしておきましょう!詳しく解説している記事がありますので、参考にしてみてください。

金太郎
金太郎

太陽熱養生処理をすれば、あっという間に団粒構造の発達した”良い土”ができるよ!

 



2.種まき(または植え付け)

植え付け間隔

【発芽適温:15~25℃】

準備した畝の1穴につき3粒ずつ、深さ1cm程度で種を蒔いていきます。その後、上から土をかけて軽く鎮圧し、水をたっぷりあげます。

※マルチを張らない場合やプランター栽培の場合は、15cm間隔で条まきします。

ルッコラを育苗する場合の手順

ルッコラの種まき

【育苗期間:約2週間】【発芽適温:15~25℃】

用意したセルトレイ(128欠または200欠)に育苗培土を入れ、1穴に3粒ずつ、深さ1cm程度で種を蒔く。上から土をかけて水をたっぷりやり、発芽適温を確保します。

金太郎
金太郎

覆土を「イネニカ」にすると、徒長しにくく丈夫な苗になる。

育苗したルッコラ

葉2枚ほどになったら植え付け適期です。間引きはしなくてOK!発芽してくれた数だけそのまま育て上げます。

植え付け間隔

ルッコラは5条15cm間隔で植え付けます。植え付け前に、苗にたっぷり水やりをしておきます。定植するための穴を掘り、用意した苗を定植してください。

金太郎
金太郎

水に「リキダス」を混ぜると活着が良くなるよ。

 



3.病害虫と対策方法

ルッコラをはじめハーブ類には病害虫はそこまで出ないかと思いきや、意外と発生します。しっかり対策をして、被害を最小限に抑えましょう。

ルッコラの害虫と対策

アブラムシ
ルッコラ栽培で発生しやすい害虫

葉を食べる系害虫:アオムシ、コナガ、ヨトウムシなど

養分を吸う系害虫:アブラムシ、ハダニ

放っておくと、葉っぱは穴だらけ、葉裏にはアブラムシがべったりなんてことも…。許してはいけません…。

農薬を使わない対策方法は以下のとおりです。

農薬を使わない対策方法
  • 防虫ネットを張る
  • 捕まえて殺す
防虫ネット

ルッコラを直播きもしくは定植したら速攻で防虫ネットをかけると安心です!防虫ネットは物理的に害虫の侵入を防いでくれます。それでも侵入された場合は、捕まえて殺します。

金太郎
金太郎

農薬を使う場合は、「プレバソンフロアブル」や「アディオン乳剤」がオススメ。

ルッコラの病気と対策

うどんこ病
ルッコラ栽培で発生しやすい病気

カビ(糸状菌)の病気うどんこ病、べと病、炭疽病など

カビ(糸状菌)系の病気の病気が発生しやすいです。農薬を使わない対策方法は以下のとおり。

農薬を使わない対策方法
  • チッソ肥料は控えめにする
  • 水はけの良い土づくりをする
  • 株と株の間隔をしっかり空けて、風通しと日当たりを良くする
  • 過湿にならないように、水やりを調整する(水をあげ過ぎない)

ルッコラは栽培期間も短いので、これらの対策をしっかりしておけば健康に育ってくれます。

金太郎
金太郎

殺菌剤はほとんど必要ない。病気が出る前に、一気に育て上げる。

 



5.収穫方法

ルッコラの収穫適期

ルッコラは高さ25cmほどになったら収穫できるようになります!

収穫方法は2つあります。

  • 株ごと引き抜いて収穫
  • 葉を一枚ずつ摘み取って収穫

株ごと引き抜いて収穫

株ごと引き抜いて収穫したルッコラ

「株ごと引き抜いて収穫」は根元から株全体を丸ごと収穫する方法です。一般的な葉もの野菜と同様の収穫で、収穫は一度きりになります。

葉を一枚ずつ摘み取って収穫

「葉を一枚ずつ摘み取って収穫」は、株は残しつつ、食べる分だけ葉っぱを摘み取って収穫する方法です。この方法だと根元が残るため、時間をおけば次々と新しい葉っぱが生えてきます。これを繰り返すことによって、長期間にわたってルッコラの収穫を楽しむことができます!

金太郎
金太郎

少しずつ楽しみたい方にオススメ!

 



ルッコラ栽培でよくある質問と回答(Q&A)

ルッコラ栽培でよくある質問と、その答えを分かりやすくまとめました。順番に説明していきます。

質問:ルッコラの花が咲いたらどうすれば良い?

回答:ルッコラの花芽はこまめに摘み取って!

花芽はこまめに摘み取る
写真はバジルだが要領は同じ

ルッコラの花が咲いたら、すぐに摘み取ってください!

花が咲くと、そこに大量の養分が使われて株全体が疲れてしまいます。その結果、葉が硬くなったり味が悪くなる、わき芽の成長が鈍くなる、といった影響が出てしまいます。

質問:ルッコラは間引きしないで大丈夫?

回答:間引きしなくてOK!ただし、たくさん種を蒔いたら間引きする。

基本、間引きしなくてOKです!

本記事では「2.種まき」のとおり、幅95cmで5条15cm間隔のマルチに3粒ずつ種を蒔く方法をご紹介しています。1穴に3粒程度なら、間引きしなくても全てのルッコラが高さ20~30cmまで成長してくれます。

金太郎
金太郎

うちのブログでは、なるべく手のかからない方法を紹介するようにしてるよ。

ただ、マルチを張らずに条まきする場合など、をたくさん蒔く場合は、成長段階にあわせて間引きした方が良いです。間引いたルッコラは、ベビーリーフとして楽しむことができますよ!

 



まとめ:ルッコラ栽培で大切なこと

ここまで、ルッコラの育て方をご紹介しました。

ルッコラ栽培で大切なこと

ルッコラは省スペースで栽培でき、家庭菜園初心者でも育てやすい野菜

栽培は春まきか秋まきの2パターン

高さ20~30cmになったら収穫開始!

「株元を残して」収穫することで、長く楽しめる

ルッコラは基本、種を蒔いたら収穫するまで見守るだけでOK!簡単に栽培できるので、家庭菜園初心者でも育てやすいイタリア野菜の一つです。株元を残して収穫すると、長期間にわたって食卓を豊かにしてくれる、家庭では欠かせない存在になるはずです。

ぜひ本記事を参考にルッコラを育ててみましょう!

 



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