ABOUT

ABOUT ABOUT

プロフィール

はじめまして。ファーム金太郎の金太郎です!

おじいちゃんが残してくれた小さな畑で野菜づくりをしています。家族や友人、先輩後輩などお世話になっている方へ、野菜をプレゼントすることが生き甲斐です。

畑では、年間約50種類の野菜やフルーツなどを有機・無農薬栽培しています。野菜たちにはゆったりのびのびと、健康に育ってもらいたい。そんな畑づくりを目指しています。

「ファーム金太郎の野菜づくり」について

「ファーム金太郎の野菜づくり」は有機・無農薬栽培による野菜の育て方・栽培方法をご紹介するブログです。日々、野菜たちと向き合っていく中で考えていることをちょっと書いてみます。

有機・無農薬栽培を取り巻く情勢

近年、食料の安定供給や農業の持続的発展と地球環境の両立が強く指摘されています。諸外国でもSDGsや環境を重視する動きが加速する中で、農林水産省は令和3年に「みどりの食料システム戦略」を策定しました。これは、中長期的な観点から、調達、生産、加工・流通・消費の各段階の取組とカーボンニュートラル等の環境負荷軽減のイノベーションを推進するもので、特に、農業分野では「化学農薬の使用量を50%低減」「化学肥料の使用量を30%低減」「有機農業の取り組み面積の割合を25%(100万ha)に拡大」というこれまでにない規模での取組方向が示されました。

過去には、レイチェル・カーソンが「沈黙の春」、有吉佐和子が「複合汚染」を通じて化学物質の危険性を訴えたことはあまりにも有名ですが、環境や食の安全・安全が脅かされるたびに、有機・無農薬栽培が注目されてきました。ところが、農林水産省によると、2017年における日本の有機農業の取組面積は、有機JASを取得していない農地を合計しても2万3千haと、全耕地面積の0.5%にしか満たない状況とのことで、同農法は一部でしか広まっていないのが現状でした。このような状況の中で、同戦略を策定し国内外にPRしたことは、国が本格的に有機・無農薬栽培に取り組む意思を見せたという意味で画期的なことだったと思います。

有機・無農薬栽培の意味を考える

現在、農薬や化学肥料に頼らない有機・無農薬栽培は人間や地球環境にも優しいとされ、世界的なブームとなりつつあります。弊ファームでも有機・無農薬で栽培していることから、周りの人から「とても素晴らしい」といっていただけることもあるのですが、ここで一つ皆様の気に留めて頂きたいことがあります。

有機・無農薬栽培とは、農薬や化学肥料に頼らない栽培方法です。これは栽培期間中、もし野菜たちが病害虫にかかったとしても、農薬や化学肥料で手当てをしてあげることができないということです。これを人間に置き換えて考えてみてください。家族や周りの人が病気かかったりケガをしたらどうしますか?病院に連れていき、高度な科学技術で開発された効用の高い薬を与えて、早く治してあげたいと思うでしょう。

ところが、この農法ではそれができないのです。同農法による農家の多くは株ごと抜き取ったり、一部を切り落としたりするでしょう。実際に畑に立ち、病害虫にかかった野菜と向き合っていると、「早く薬で治してくれ」と言われているようで、彼らにとってはとても残酷な事をしているように感じ、とても素晴らしいことをしているとは思えないこともあります。

彼らにできることと言えば、有機のアミノ酸肥料を与えて直接根から吸収させることで体力の消耗少なくエネルギーをつけてあげたり、表皮を硬くしたり代謝を良くするための微量要素を与えてあげることくらいです。

もっと何かしてあげられないのか、と畑で考え込んでしまうこともありますが、そんな時こそ彼らに声をかけていき、のびのびと健康に育ってもらえるよう、施肥設計や環境づくりを日々考えていきます。

 

Instagramはこちら

日々の農作業の様子を投稿しております。ギャラリー的に使っておりますので、もしよろしければフォローをお願いします!

 

 

 

NOT FOUND

投稿が見つかりませんでした。

タイトルとURLをコピーしました